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2026年06月13日
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けいたいろぐ

2011年08月15日
携帯でかちかちしてたお話
携帯画面で見たらかなり長い感じだったんだけどやっぱパソで見ると短くなる
と思ってたけど予想以上に長くなってたからよかった
見事に他ジャンルばっかり


1.ボッスイ(スケダン)
2.安スイ(スケダン)
3.虎兎(タイバニ)※ちょっとだけ注意。ぬるいけど。R15にまでも達しないけど


因みに途中で何書いてるかわからなくなってることばっかりなのでぐだぐだしてます
そしてわたしは安椿が好きですが正直スイッチ受けならなんでもいいです(果てしなくどうでも良い
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つづきはこちら "けいたいろぐ"

こてつさん、(T&B:虎←兎)

2011年08月08日

燃える。燃える。燃える。
景色が燃える。
視界に映る全てが赤くて。ごうごうと音を立てて燃えるそれが赤くて。
真っ赤な景色の中に、大切な人が倒れている。
そんな絶望的な風景の中、立っているのはたった一人。
倒れている二人に黒い拳銃を突きつけて。銃を持つ右手の甲に刻まれた紋章。
炎に巻かれ、部屋の中は煙でぼやけていた。
自身の両親をその手で殺したであろう立っている人物の顔は見えない。
その状況を、バーナビーは呆然とした表情で見ることしか出来なかった。

その人物がゆっくりと振り向く。当初は犯人だと信じていたジェイクの顔が、急に崩れた。
そこに立っていたのはバーナビーの育ての親。かと思いきや、彼の顔は今までずっとお世話になってきた家政婦の顔に変わる。
顔が、変わっていく。いつしか見知った顔までもが浮かぶようになり、最後に銃を持っていたのは、自分だった。









「―――――ッ!!!」

がばりと勢い良く、バーナビーはベッドから頭を上げる。息を荒げながら、自分の額に掌を当てた。額には汗が浮かんでいて、そのまま腕で拭う。
心臓が煩い。息が苦しい。頭が痛い。
周りを見ると、最後に自分が見た風景とは全く違うものだった。きっと家内だろうが、どうしてこんなところに寝ているのかの記憶もない。
目の端にはバーナビーのものである赤いジャケットが映る。赤、そう思うと少しだけ体が震えた。
あれを脱いだ覚えもない。どうしてこんな事に、そう思って記憶を辿ったバーナビーは、今日一緒に居るはずの相棒の姿が無いことに気付く。

(そうだ、僕はここに虎徹さんと来て、歩いてるうちに色々思い出して、それで……)

急に意識が重くなって、そこから記憶が途切れた。
久々に泣いたから、気が緩んでしまったのだろうか。人前で泣くなど、もう何年もしていなかった。少し恥ずかしいことをしてしまったと思いながらも、バーナビーはそれ程虎徹に気を許していたという事実にほんの少しだけ安堵した。
しかし、今その相棒の姿が見えない。

「……虎徹…さん?」

呼んでみても、返事がない。
きっとたまたま近くに居ないだけだろうと思いながらも、それはどんどん不安に変わっていく。
彼が、居ない。自分の傍に居ない。
居なくなってしまう。
寝ている間に悪夢を見ていたバーナビーの不安と恐怖は、これまでよりも一層強くなっていた。
それは、自分にとって大切な人間が出来てしまったからだろうか。

(虎徹さん、虎徹さん。僕の傍に居るって言ってくれたじゃないですか)

「この問題が解決するまで、俺はお前の傍に居る」と、そう虎徹はバーナビーに言ったのだ。
その言葉がどれほど嬉しかったか。その言葉だけが、今混乱している自分にとって支えになってくれる言葉だったのだ。
バーナビーはふらつく足でベッドを出る。頭がまだぼんやりとしているが、そんなことはどうでもいい。
虎徹の傍に居たい。今の彼はそれしか考えられなかった。
安心したかった。
外に出ると、人がたくさん居る。
辺りを見回して、少し焦りながら歩を進めた。
(虎徹さん、虎徹さん。貴方は僕の前から居なくなりませんよね)
すぐに彼は見つかった。大の大人が乗るものではないような虎の乗り物に乗って、何処かに電話をしているようだった。
その姿に苦笑を零すと同時に、一気に安堵に包まれた。よかった、彼はちゃんと居る。
声を掛けようと一歩を踏み出す。


「さっさと仕事辞めて、ちゃんとそっちに帰るから!」


足が止まる。
聞き違いかと思った。けど、電話の内容が入ってくる。
「辞める」と。

(辞める?辞めるって、何を?仕事を?ヒーローを?)

そういえば、娘さんが能力に目覚めたといっていた。それで帰る、と。昨日言っていた。
でもそのときは辞めるだなんて、ひとことも、
(あああれは僕が遮ったから。彼はあの時辞めるといいたかったのか)
漸く正常に回転し始めた頭が、再び考えることを辞める。
息をすることも忘れたかのように立ち竦んで、傍に居てほしいと願った人物の背中を虚ろに見つめていた。


――――――――

19話妄想
バニーちゃんを依存まで追い込んだおじさんは責任を取ればいいと思います!

綺麗で醜い(PH:ジャックとヴィンセント)

2011年08月03日

ふ、と目を覚ましたら、見たこともない景色が広がっていた。
何だろう、ここは。
足元を見ると、気を抜いたら引き込まれてしまいそうな真っ黒な闇が広がっていた。でも落ちる様子はないから、どうやら僕は浮いているらしい。浮遊感はない。かと言って地面に足を付いている感覚もなくて、首を傾げた。
一歩足を踏み出す。落ちるかもという恐怖心は最早ない。大体今立っていられるのだから、今更落ちるわけがないだろう。
予想通り、僕の足は闇に沈まず何事もないように歩く。
歩くたびに水面の上を歩いたかのように小さい波が出来る。
上を見上げると、水面下の闇とは比べ物にならないほど僕の頭上は煌びやかだった。
煌びやかといっても、実際のところは地味なのかもしれない。少し色褪せた薔薇が辺りを飾っていて、風に揺られて花びらが散る光景はどこか懐かしさを感じた。飾られているのは兎や猫や、少女の形をしたぬいぐるみ。ふわふわのワンピース、とか。
僕の見てるものとは思えないくらい、綺麗で輝いた世界。
いつの間にか目の前には真っ白で控えめな丸いテーブル。椅子は三つ。その上にはこれまた真っ白なショートケーキと甘い香りの紅茶があった。
何か何処かのお茶会のようで、でもそれにしては少しちっぽけ。
でも僕にとって、とても居心地のいい場所だった。
同時に、ここは僕の存在するべき場所じゃないと悟った。
そしてもう一つ。

「そっか、夢か」

どうやら僕は夢の世界に遊びに来ているらしい。正直こんな非科学的なことなんて大嫌いでこんなにメルヘンな思考を僕は持ち合わせていない。
でも僕はこの空間が好きだった。懐かしくてしょうがなかったから。
過去のことなんて思い出したくないほどに嫌だったけど、僕の中でただ一粒だけ輝いてた記憶の中の風景に、今のこの空間が酷似していた。
ふう、と僕は溜息をついた。
そして、目の前にある白いテーブルに向かって歩を進める。
あー、いい匂い。これは僕が好きな紅茶の匂いだ。まだ幸せだったあのときに、僕は椅子に座って二人を待って、ギルがお茶を淹れてくれて、僕の隣りには彼が笑いながら座っていた。
ギルが淹れてくれた紅茶が好きだったし、三人で飲む紅茶はもっと好きだった。
テーブルは僕が近付いても逃げない。ゆっくりゆっくり歩いて、辿り着いたそれを見下ろした。
僕は一つ白いカップを手に取って、中の茶色い液体を見た。毒でも入っていたら、そう思うと何故か笑えて、僕は躊躇いなく口に運ぶ。


「いけないよ、ヴィンセント!」


そんな声が聞こえたのと、ぷに、と頬を突かれたのはほぼ同時で、僕の心臓はガラにもなくどきりとした。
僕の驚きの理由は何だ。やっぱり毒が入っていたのか、とかそんなことはどうでもよかった。この空間は僕の夢の筈なのにどうして他の人間がいるのか、とか。
いや、それも違う。きっと聞こえてきた声が酷く懐かしい声だったからだろうか。
振り向く暇も与えられず、僕のカップを掴んでいた指に他の指が重ねられる。ゆっくりとカップを奪われた。
でも僕は振り向かないで、再びテーブルに置かれるカップをただ見つめていた。

「…なに、やっぱり毒でも入ってたの?」
「毒…?何のことだい?それよりヴィンス、立ちながらなんて行儀が悪いだろう!ちゃんと座りなさい!」

僕は唖然とする。まるで子供に言い聞かせるかのように僕を叱りながら、漸くその人間は僕の真正面の席に座った。
金色の髪と翡翠の目。その容姿は僕があんまり好きではないオズ=ベザリウスによく似ていた。まあ、本当はあっちがこっちに似た容姿なんだろうけど。
その子供と違うのは、長く伸ばされた三つ編みと身長くらいだろうか。
あとは、あの子供からは感じない、綺麗で美しいまでの。
優しい瞳が此方を凝視している。どうやら座れと促されているようで、何だかもやもやしながら僕は目の前の椅子に腰をかけた。目の前の男は嬉しそうに笑う。

「久しぶりだねヴィンセント。随分綺麗になってしまって…私は嬉しいよ」
「…アンタはジャックだろうけど、一体いつのジャックなの?」

へらへらと零れそうな笑みを絶やさない男に、僕はそう問いかけた。すると、彼はまた小さく笑う。

「さあ、いつだろうね。でもそんな事は私にとってどうでもいいことだ。君だってそうだろう?」

正直僕だってこのジャックが一体いつのジャックなのかだなんてどうでもいい。
でもこんなに急な展開じゃあ、嬉しいを通り越して不気味になってくる。ここは夢。しかも僕の夢。今まで僕の夢に、こんな綺麗な空間なんて存在しなかったのだ。
ここにギルが居たら、と思わずにいられないのは、多分ジャックと一緒に居るからだ。

「そうだね。ギルが居たら、彼に紅茶を入れてもらえたのに」
「……人の心勝手に読まないでよ」
「はは、ヴィンセントもとうとう反抗期か」

昔は思っていることが同じだと喜び合っていたのに、とジャックは少し眉を下げた。それでもやっぱり嬉しそうに笑っているように見えたのは、僕の目にフィルターか何かが掛かっているからか。
掛けてるつもりはない。
僕とジャックの間には距離があった。それは手を伸ばせば届く距離で、でも僕は勿論ジャックも手を伸ばさない。僕はこんなにも待ち焦がれていた人物が目の前に居るのに、手を伸ばすことは絶対にしたくなかった。
ふと、ジャックが手を伸ばす。触れはせず、僕の目の前に翳しているだけだった。
重ねることはしない。

「それで良いんだよヴィンセント。もう君は僕が居なくても生きて行けるんだから」
「……アンタは、なんで僕の夢に来たの」
「さあ、どうしてだろう。君に会いたかったからかな」

綺麗にジャックは笑った。
ジャックは綺麗だった。今も昔も、僕の目に焼きついた姿のまま、ずっと変わらない。
駄目だ。僕は、駄目だ。

「僕は、アンタとは会いたくなかったよ」

白い椅子から立ち上がって、僕は彼に背を向けた。
本当は、僕は彼の目の前にいてはいけない。こんなに綺麗で美しい彼の目の前に、こんなに汚れて醜い僕が居ることは許されないことのように思えた。
彼は僕のことを綺麗だと言った。そんな訳がないだろうに。
僕は静かに嘲笑う。

「君は醜くなんてないよ」

ジャックの声が良く耳に通る。その優しい声が好きで、気遣いの塊のような性格も好きで、ジャック自身が大好きだった。
そう思った時、急に僕の視界がぐらつく。足元を見ると、さっきまで浮いていた僕の足が下の闇に沈んでいた。
ああ、そろそろ僕は目覚め時か。
ジャックが慌てたように立ち上がった。背景は煌びやかな世界。本当に良く似合うと思った。
僕の下は黒い闇。僕はこっちの方が落ち着く。ジャックと同じ世界は、僕にはもう似合わない。

「最後に一つだけ、覚えておいてくれ!」

徐々に霞んでいく世界で、尚も目立つ金色が叫んだ。
僕は目覚めの前のぼやけた頭だったから途切れ途切れで良く聞こえなかったけど、最後に聞こえた一文だけで、漸く僕は笑えた。


そうして僕は、僕と同じくらい醜い現実の中に目覚める。










がんがんと頭が痛む。頭痛の理由は分からなかったけど、取りあえず先程まで見ていた夢の所為だろうとなんとなく思った。
大きく欠伸をして、目の端に映った兎のぬいぐるみを徐に引っ張る。近くに常備してある鋏を手に掛けて、そのぬいぐるみを思い切り引き裂こうと思った。
それなのに、いまいちそんな気分でもなく、はーと溜息をついて鋏を投げ捨てた。
今は少しだけ気分が良い。だから今日は特別壊さないでおいてあげる。なんて、僕らしからぬ思考だ。
兎の耳を撫でながら、僕は彼が最後に言った言葉だけを頭の中で木霊した。


(私は君のことをいつまでも愛しているよ)

「僕だって愛してたよ。ジャック」



――――――――

珍しく長い。そしてぐだった
ジャクヴィンが大好きなんだがマイナーすぎてあれだ…
ジャックさんに今のヴィンスに「綺麗になったじゃないか!」って言わせたかっただけでござる

僕にとっての最高ヒーロー(T&B:虎兎)

2011年07月28日
17話後の妄想
つづきはこちら "僕にとっての最高ヒーロー(T&B:虎兎)"

空←兎っぽい話

2011年07月25日

「これを君にあげよう」

彼が僕に差し出したのは真っ白い薔薇だった。
何が何だか良く分からなくて、僕は目の前の人物の顔を見た。
彼は眩しいくらいの笑顔で、まるでどこかの国の王子様のようだ。
なんていう少しメルヘンチックな思考を打ち切って、白い薔薇を前に首を振った。

「あの、どうして僕に」
「…どうしてだろう。何となく、だろうか」

困ったように眉を下げながら、それでも彼は笑う。その目は何だかとても傷付いていて、寂しそうにも見えた。
僕は最近人の目に敏感になってきている。人々の変化を見逃さまいと少し神経を尖らせているからかもしれない。こんなことを考えるようになったのも、虎徹さんと組んでからだろうか。彼が僕に関わってきてくれてから、随分と変わっていると自身も実感している。
そんなどうでもいい事を考えていたら、いつの間にか僕の手の中に白い薔薇が握られていた。
困惑する僕の顔を見てか、やはりキースさんは寂しそうに笑った。
彼でもこんな顔をするのだな、と少しだけ思った。いつも笑顔でたくさんの人々を助け、性格ゆえにやはりたくさんの人々に慕われ、好まれるような、まさにキングオブヒーローと呼べるであろう人物。
だから僕は、彼のこんな顔を知らないのだ。

「本当は、それを渡したい人が居たんだよ」
「では、何故…」
「居なくなってしまったんだ」

私の前から。キースさんの顔に影が落ちる。僕はどうしていいのか分からずに、ただ茎の部分を握っていた。

「彼女は」

「私が嫌いになったのだろうか?」

見つめてくる悲しげな目が痛々しくて、僕は彼に白い薔薇を突き返す。
驚いたように細められた瞳は、僕を真っ直ぐに見つめていた。
駄目だ。僕には分からない。
キースさんが体験した気持ち。愛しく思う気持ちや、悲しむ気持ち、苦しい気持ち。そして、彼に好かれた女性の心も僕には分からない。
僕には、分からないんだ。

「大丈夫ですよ」
「貴方を嫌いになる人なんて居ません」

「だからこれは、貴方が持っているべきですよ。いつか帰ってくる彼女のために」

彼の指に花を持たせる。
体格にあまり差はないように感じるのに、彼の手は僕よりも全然大きく見えた。
その手が今、微かに震えているのだ。
こんなに弱い彼を、僕は知らない。

「彼女は帰ってくるだろうか」
「来ますよ」
「本当に?」
「ええ」

根拠も無い僕の頷きに、彼は小さく笑って「よかった」と呟いて、白い薔薇を愛しむように見つめる。
その顔も僕は知らなくて、彼に関してわからないことが多すぎた。
たくさんの表情とたくさんの想いをたくさん受けた彼の愛した女性が、ほんの少しだけ羨ましくなった。


――――――――

空兎を書こうとした。どちらかというと兎→空→シスって感じになっちゃった