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2026年06月13日
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ほのぼの
2011年01月15日
幸せなアスリチャヒュソフィ+教官は何処で見れますか…
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守りたい、守られてる
2010年11月11日
何が起こっているか、わからなかった。
だから、自分の腕の中で血塗れになっている自身の弟を見ても、何もできず全く動けず、ただ呆然と前を見据えていた。
どうしてこうなっている?
シェリアとソフィがこちらに向かってくる様子が目の端に映ったけど、そんなことさえどうでもよくて。
教官とパスカルがたった二人だけで敵に応戦しているのが見えて、「俺も行かなければ」という感情は不思議と沸いてこなくて。
ただただ、自分に体重を掛けて倒れてきている蒼い髪の毛を見つめるだけ。今のアスベルには精一杯。
何が起こったのかなんて、本当にわからない。
ただ、油断してたために後ろががら空きだったのと、自分の名前を叫ぶ声だけは鮮明に覚えている。
振り返った時には、自分の大切な人間は真っ赤に染まっていて。
自分を庇ってくれたのだと理解するのに時間は掛からなかったはずだが、アスベルの頭はその一瞬で思考を止めた。考える事さえ侭ならず、持っていた剣をいとも簡単に離して倒れる寸前の弟を受け止める。
今の彼は、戦い等どうでもよかった。
「アスベル退いて!」
漸くその声に気付いたかのように、はっと目を見開く。一体何回自分の名前を呼んだのだろうか、目の前の幼馴染は怒ったような表情をしながらアスベルを見つめている。
嫌だ、離したくない。離したら、こいつが、離れて行ってしまいそうで。遠くへ行ってしまいそうで。
馬鹿だと叫ばれた。貴方が変な意地を張っていると、その子は死んでしまう、と。
アスベルは弟を仰向けにして地面に横たえた。その向かいで素早く治癒術を掛け始めるシェリアとソフィをぼんやりと見つめながら、自身の腕が少なからず震えているのに気付く。
カタカタと小刻みに震えるそれを持ち上げると、掌が自分の血じゃない赤で真っ赤。アスベルの白い衣服も惜しみなく真っ赤に染まり、染み込んで赤黒く変色してきている。
ああ、嫌だ。こんなのは嫌だ。
自分を庇ってくれた大切な人は、脇腹に大きな穴が開いていて、貫かれていた。血がどくどくと止まらない。治癒術のおかげで若干穴は塞がりかけているが、彼の顔が青いのは変わらない。血の出し過ぎだ。
ひゅぅ、ひゅぅと薄い息の音が聞こえた。吸っているのにそのまま何処かへと通り抜けて行くような、それでも息をする音は彼がまだ生きているという証であり、同様に生気を吸われたようなアスベルの顔に表情が戻って行く。
弟の額についている血の跡を取ろうと思って、指で擦る。が、アスベルの手はお前が被害者なんじゃないかと思われるくらいに血がこびり付いていて、綺麗にするつもりが逆に額を汚してしまう。
その腕に、伸ばされた腕。
「にい、さん」
一言。たった一言、目の前の彼は呟いた。咄嗟に掌を掴んで、ぐっと握る。微かな温かさ。普段とは比べ物にならないくらいに下がっている体温。
でも、生きている。ちゃんと生きている。
「ヒューバー、ト」
「だい、じょうぶ、ですか?」
それはこちらの台詞だというのに。
守って貰ったのはこちらだというのに。
「何言ってんだ、お前は自分の心配をしろよ、俺、俺なんて」
「兄さんが無事、なら、それでいいんです」
良かった、と微かに微笑んだ。
守ってやるのは、俺だった筈なのに
また、守れなかったって
俺は、守られてばかりなのに
俺は、何一つ守ってやれていないのに
ぎり、と音がするくらいに、強く強く掌を握った。無意識のうちに零れた涙を、アスベルは拭う事をしなかった。
何時の間に弟は気を失っていたのだろうか、否、眠っていたのだろうか。目を瞑って、すぅ、と静かな息遣いが聞こえる。
今だ青白いままの彼の頬を指で撫でる。先程よりは、温かい気がした。
近くに落ちている自身の剣を拾い上げる。剣の柄がたちまち赤黒く汚れる。そんなことはどうでもいい。
向かってきた魔物を、音もなく一撃で仕留める。隠す気もなく垂れ流しにされているアスベルの殺気に気付いてか、マリクがこちらをちらりと見たが、溜息を一つついて何も言わなかった。
きっとマリクは気付いてくれた、アスベルのどうしようもなく抑えることができない感情に。
今回は、見逃してくれるようだ。
アスベルは剣を鞘に収めた。そうして、瞑っていた目を開く。
彼は再び剣を抜いた。
「今度は、俺が守る」
俺を守ってくれた、大切な大切な、俺の弟を。
――――――――
題名はOPの歌詞から。
アスベルって人を守るためなら自己犠牲も厭わないってイメージがあった。何故だ
とりあえず行きすぎた弟想い兄想い萌え
だから、自分の腕の中で血塗れになっている自身の弟を見ても、何もできず全く動けず、ただ呆然と前を見据えていた。
どうしてこうなっている?
シェリアとソフィがこちらに向かってくる様子が目の端に映ったけど、そんなことさえどうでもよくて。
教官とパスカルがたった二人だけで敵に応戦しているのが見えて、「俺も行かなければ」という感情は不思議と沸いてこなくて。
ただただ、自分に体重を掛けて倒れてきている蒼い髪の毛を見つめるだけ。今のアスベルには精一杯。
何が起こったのかなんて、本当にわからない。
ただ、油断してたために後ろががら空きだったのと、自分の名前を叫ぶ声だけは鮮明に覚えている。
振り返った時には、自分の大切な人間は真っ赤に染まっていて。
自分を庇ってくれたのだと理解するのに時間は掛からなかったはずだが、アスベルの頭はその一瞬で思考を止めた。考える事さえ侭ならず、持っていた剣をいとも簡単に離して倒れる寸前の弟を受け止める。
今の彼は、戦い等どうでもよかった。
「アスベル退いて!」
漸くその声に気付いたかのように、はっと目を見開く。一体何回自分の名前を呼んだのだろうか、目の前の幼馴染は怒ったような表情をしながらアスベルを見つめている。
嫌だ、離したくない。離したら、こいつが、離れて行ってしまいそうで。遠くへ行ってしまいそうで。
馬鹿だと叫ばれた。貴方が変な意地を張っていると、その子は死んでしまう、と。
アスベルは弟を仰向けにして地面に横たえた。その向かいで素早く治癒術を掛け始めるシェリアとソフィをぼんやりと見つめながら、自身の腕が少なからず震えているのに気付く。
カタカタと小刻みに震えるそれを持ち上げると、掌が自分の血じゃない赤で真っ赤。アスベルの白い衣服も惜しみなく真っ赤に染まり、染み込んで赤黒く変色してきている。
ああ、嫌だ。こんなのは嫌だ。
自分を庇ってくれた大切な人は、脇腹に大きな穴が開いていて、貫かれていた。血がどくどくと止まらない。治癒術のおかげで若干穴は塞がりかけているが、彼の顔が青いのは変わらない。血の出し過ぎだ。
ひゅぅ、ひゅぅと薄い息の音が聞こえた。吸っているのにそのまま何処かへと通り抜けて行くような、それでも息をする音は彼がまだ生きているという証であり、同様に生気を吸われたようなアスベルの顔に表情が戻って行く。
弟の額についている血の跡を取ろうと思って、指で擦る。が、アスベルの手はお前が被害者なんじゃないかと思われるくらいに血がこびり付いていて、綺麗にするつもりが逆に額を汚してしまう。
その腕に、伸ばされた腕。
「にい、さん」
一言。たった一言、目の前の彼は呟いた。咄嗟に掌を掴んで、ぐっと握る。微かな温かさ。普段とは比べ物にならないくらいに下がっている体温。
でも、生きている。ちゃんと生きている。
「ヒューバー、ト」
「だい、じょうぶ、ですか?」
それはこちらの台詞だというのに。
守って貰ったのはこちらだというのに。
「何言ってんだ、お前は自分の心配をしろよ、俺、俺なんて」
「兄さんが無事、なら、それでいいんです」
良かった、と微かに微笑んだ。
守ってやるのは、俺だった筈なのに
また、守れなかったって
俺は、守られてばかりなのに
俺は、何一つ守ってやれていないのに
ぎり、と音がするくらいに、強く強く掌を握った。無意識のうちに零れた涙を、アスベルは拭う事をしなかった。
何時の間に弟は気を失っていたのだろうか、否、眠っていたのだろうか。目を瞑って、すぅ、と静かな息遣いが聞こえる。
今だ青白いままの彼の頬を指で撫でる。先程よりは、温かい気がした。
近くに落ちている自身の剣を拾い上げる。剣の柄がたちまち赤黒く汚れる。そんなことはどうでもいい。
向かってきた魔物を、音もなく一撃で仕留める。隠す気もなく垂れ流しにされているアスベルの殺気に気付いてか、マリクがこちらをちらりと見たが、溜息を一つついて何も言わなかった。
きっとマリクは気付いてくれた、アスベルのどうしようもなく抑えることができない感情に。
今回は、見逃してくれるようだ。
アスベルは剣を鞘に収めた。そうして、瞑っていた目を開く。
彼は再び剣を抜いた。
「今度は、俺が守る」
俺を守ってくれた、大切な大切な、俺の弟を。
――――――――
題名はOPの歌詞から。
アスベルって人を守るためなら自己犠牲も厭わないってイメージがあった。何故だ
とりあえず行きすぎた弟想い兄想い萌え
泣きたい気持ち
2010年01月29日
傷つけてしまったと気づいた時には、もう遅かった。
はっと顔を上げると、ポカンとした顔のヒューバート。数秒も経たないうちに、弟の眉が頼りなく下がっていく。昔と同じ、その顔をされたらわかってしまう、弟の、泣きたい気持ち。
ああ、やってしまった。
「ヒュー……」
名前を呼ぼうとしたら、顔を逸らされて背を向けられた。
ああもう、違うんだ、俺はそんな顔をさせたいんじゃなくて。
口下手な自分を恨んだ。昔よりも進歩していると思っていたのに、これでは何も変わっていないじゃないか。無意識のうちに発した言葉で、弟を傷つけている事、分かっていたはずなのに。
「……すみません、失礼、しました。」
辛そうな、悲しそうな声。呼びとめようと思って、腕を伸ばす。でも、ヒューバートは俺の手から逃げるように、早足で部屋を出て行った。俺の手は空を掴んだ。
静寂だけが残る部屋。胸の奥が痛い。ずきずきと痛い。目の奥が熱い。泣きたい気持ちになる。泣きたいのは、きっとヒューバートの方なのに、俺が悪いのに、泣きたくて仕方がなかった。
ドアがガチャリと開いた。ゆっくりと見ると、小柄なツインテールの少女が、遠慮がちにこちらを覗いていた。
「…ソフィ?どうした?」
「あのね、アスベル……、今ね、ヒューバートが、このお部屋から出てきたの。」
ソフィはドアをぱたんと閉めると、とことこと俺の前まで歩いてきた。何でも見透かしているような大きな瞳に、目を逸らしたくなった。
「…アスベルは、ヒューバートとケンカ、したの?」
「…どうして?」
「ヒューバートがお部屋の前で立ち止まっててね、どうしたのって声をかけたの。」
ソフィまでも、少し悲しそうな表情になる。
「ヒューバート……すごく泣いてた……。」
昔のヒューバートは、よく泣く子だった。自分に正直に、痛かった時も、悲しかった時も。それは、ヒューバートの短所であり、同時に長所だった。
今のヒューバートは、泣かなくなった。苦しい事を、苦しいと言わない。辛い事を、一人で抱え込む。ヒューバートは、長所を短所に変えてしまった。泣きたい時も、自分の感情を押し殺して、ずっと泣かないで振舞っていた。
俺は、自分がヒューバートの支えになれれば良いと、そう思っていた。泣きたい時も、辛い時も俺がいる、俺を頼ってほしいと。
目の前がぼやけた。泣きたくてしょうがない。自分が情けない。結局は、自分が一番あいつを気付いてやれていなかったのに、それにさえも今更気付くなんて。
ソフィの小さい手が、俺の頭に置かれる感触がした。
「…アスベルも、泣きたいの?」
「…うん、でも、一番泣きたいのは、ヒューバートなんだ。俺が泣く訳にはいかない。」
「泣いても良いんだよ。」
「………ヒューバートに、謝ったらな。」
「うん、じゃあ、謝りに行こう?」
「分かってるよ、ありがとう、ソフィ。」
自分よりも小さい女の子に手を引かれる。恥ずかしかったけど、ソフィなら、嫌ではなかった。
ヒューバートに謝って、きっといっぱい罵られて、文句もたくさん言われて、その後に泣こう。俺の考えは甘いかもしれないけど、そうやってたくさん言いたい事を言った後、ヒューバートはきっと俺を許してくれると思うから。
――――――――
アスヒュとアスソフィ?よくわかんない。
ラント兄弟の仲立ちをするソフィとか素敵。アスヒュソフィ万歳な感じ。
ケンカの内容はご自由に。
はっと顔を上げると、ポカンとした顔のヒューバート。数秒も経たないうちに、弟の眉が頼りなく下がっていく。昔と同じ、その顔をされたらわかってしまう、弟の、泣きたい気持ち。
ああ、やってしまった。
「ヒュー……」
名前を呼ぼうとしたら、顔を逸らされて背を向けられた。
ああもう、違うんだ、俺はそんな顔をさせたいんじゃなくて。
口下手な自分を恨んだ。昔よりも進歩していると思っていたのに、これでは何も変わっていないじゃないか。無意識のうちに発した言葉で、弟を傷つけている事、分かっていたはずなのに。
「……すみません、失礼、しました。」
辛そうな、悲しそうな声。呼びとめようと思って、腕を伸ばす。でも、ヒューバートは俺の手から逃げるように、早足で部屋を出て行った。俺の手は空を掴んだ。
静寂だけが残る部屋。胸の奥が痛い。ずきずきと痛い。目の奥が熱い。泣きたい気持ちになる。泣きたいのは、きっとヒューバートの方なのに、俺が悪いのに、泣きたくて仕方がなかった。
ドアがガチャリと開いた。ゆっくりと見ると、小柄なツインテールの少女が、遠慮がちにこちらを覗いていた。
「…ソフィ?どうした?」
「あのね、アスベル……、今ね、ヒューバートが、このお部屋から出てきたの。」
ソフィはドアをぱたんと閉めると、とことこと俺の前まで歩いてきた。何でも見透かしているような大きな瞳に、目を逸らしたくなった。
「…アスベルは、ヒューバートとケンカ、したの?」
「…どうして?」
「ヒューバートがお部屋の前で立ち止まっててね、どうしたのって声をかけたの。」
ソフィまでも、少し悲しそうな表情になる。
「ヒューバート……すごく泣いてた……。」
昔のヒューバートは、よく泣く子だった。自分に正直に、痛かった時も、悲しかった時も。それは、ヒューバートの短所であり、同時に長所だった。
今のヒューバートは、泣かなくなった。苦しい事を、苦しいと言わない。辛い事を、一人で抱え込む。ヒューバートは、長所を短所に変えてしまった。泣きたい時も、自分の感情を押し殺して、ずっと泣かないで振舞っていた。
俺は、自分がヒューバートの支えになれれば良いと、そう思っていた。泣きたい時も、辛い時も俺がいる、俺を頼ってほしいと。
目の前がぼやけた。泣きたくてしょうがない。自分が情けない。結局は、自分が一番あいつを気付いてやれていなかったのに、それにさえも今更気付くなんて。
ソフィの小さい手が、俺の頭に置かれる感触がした。
「…アスベルも、泣きたいの?」
「…うん、でも、一番泣きたいのは、ヒューバートなんだ。俺が泣く訳にはいかない。」
「泣いても良いんだよ。」
「………ヒューバートに、謝ったらな。」
「うん、じゃあ、謝りに行こう?」
「分かってるよ、ありがとう、ソフィ。」
自分よりも小さい女の子に手を引かれる。恥ずかしかったけど、ソフィなら、嫌ではなかった。
ヒューバートに謝って、きっといっぱい罵られて、文句もたくさん言われて、その後に泣こう。俺の考えは甘いかもしれないけど、そうやってたくさん言いたい事を言った後、ヒューバートはきっと俺を許してくれると思うから。
――――――――
アスヒュとアスソフィ?よくわかんない。
ラント兄弟の仲立ちをするソフィとか素敵。アスヒュソフィ万歳な感じ。
ケンカの内容はご自由に。
おかえりとただいま
2010年01月23日
ご褒美
2010年01月17日