[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
悲しんでおくれ【ロイ(+)ゼロ】
「なあロイドくん」
「俺さまが死んじゃったら悲しいか?」
ロイドはこちらを見て、俺の腕をぎゅうと掴んできた。
珍しくロイドの瞳の奥の感情が見えなくて、でもロイドがただ無心でいるからか、俺が今ロイドの瞳をまともに見ようとしていないからか、その辺の理由はよくわからなかった。
でも、確かに強い光を灯した鳶色の瞳。真っ直ぐで、純粋で、信じることを促す瞳。
「なんでそんなこと聞くんだ?」
「なあ、悲しい?」
「悲しいに決まってるだろ。どうしてそんな当たり前のこと聞くんだよ」
そりゃあ俺にとっては当たり前じゃあないからだよ。
俺が死んだって、何にも変わりゃしないから。
「たくさん泣いてくれる?」
「どうしたんだよ、なんかあったのか?」
「いいから答えろよ、どう、泣いてくれる?」
「泣くよ。たくさん。お前が死んだら悲しいし、俺はたくさん泣く」
ロイドはきっと泣かないだろうな、と俺は冷静に思った。
歯を食いしばって、顔を歪めて、それでも目から決定的な滴は零さないだろうな。
ロイドくんは嘘がつけるほど器用な人間じゃないから、きっとその言葉は本心で言ってるんだろうけど、俺は口には出さずに「うそつき」と呟いた。
俺はどうやらロイドに悲しんでほしいらしい。
俺が血まみれになって、息も絶え絶えで、最後にセレスのことを思ったりして、ああこれで神子から解放されるんだと笑いながら死んだとして。
果たして悲しんでくれる人間がいるのだろうか?
どうせ俺が死んだところで俺の代わりにセレスがいるし、別に俺なんていてもいなくても一緒で、常に代わりがいるような立場に立ってて。
誰かに泣いてほしいわけじゃないんだけど。なんとなく、ちょっとだけ寂しいと思ってみちゃったり。
ロイドは適役だった。仲間思いだから。一瞬でも一緒にいた俺がいなくなったときは、少しくらいは悲しんでくれるんじゃねーのと思って。
「不安なのか?」
不意にロイドがそう言った。
俺はいきなりすぎて、何が?と素で返事をしてしまった。
ロイドは首を捻った後、わからないと答えた。でも何かが不安なんだろ?とロイドは更に言い募る。
「ゼロスが死んだら俺は泣くよ。悲しいし寂しいし、怖くなるよ。でも大丈夫だ、お前が何を不安に思ってそんなこと聞いたのかわからないけど、でも、大丈夫だよ」
「俺が守るから。ゼロスは死なない」
心臓を握り潰されるような感覚がした。
俺は随分と情けない顔をしていたようで、ロイドが徐に俺に近付いて、背中に腕を回された。ゼロの距離からロイドの呼吸が聞こえる。彼の体温は信じられないほど温かくて、逆に自分の体温の低さが嫌になった。
だからいきなりそんな変なこと聞くなよな、と呟くロイドの瞳と初めて目が合った気がする。鳶色の温かい目はこの時点でほんの少し悲しそうに揺れていた。
俺が死んでしまった時、ロイドだけが悲しんでくれなきゃいいなと思った。
――――――――
ただ衝動のままにロイゼロちゃんが愛しくなっただけです。雰囲気文章
偽りの恋で5題(TOS:ロイゼロ)
目の前の子供は首を僅かに傾げた。
「吊橋ってゆらゆら不安定に揺れるだろ?その上で男女同士が出会うんだ。揺れている恐怖で心臓が鳴っているのに、どきどきしてんのは目の前の人間に恋をしてしまったと思ってるからなんだ、って勘違いしちゃうんだな」
説明を終えた後に横目で彼を見ると、しかめっ面をしていた。
これは全然理解してないな、と思い、ゼロスはふうと息をつく。
「つまり、ロイドくんは今まさに吊橋効果で勘違いしてるって訳よ」
想像通り、意味が分かった後の彼の表情は実に険しかった。
「ここは吊橋じゃない」
「そーね」
「恐怖の中にいるわけでもない」
「うん」
「なのに、お前は俺の想いを否定すんのかよ」
掴まれている右腕が痛い。そろそろ握り潰されるんじゃないかというほどに、ぎりぎりと力を込められる。
ゼロスはただ、この場から逃げ出したい思いで一杯だった。
なのに、勘違いで自分に好意を寄せている少年を振りほどけない。
「ロイドくん。勘違いだよ。お前の俺への想いも、感情も全部」
「勘違いなんかじゃない。俺は本気だ」
彼の顔は見ない。一体、今彼はどんな表情をしているだろうか。怒っているのか、悲しんでいるのか、はたまた無表情なのか。
どれでもいいな、ゼロスは目を瞑っていた。
その表情も、全て勘違いから作られたもの。絶対に目を合わせてなるものか。
その気持ちに向き合ってやるものか。
掴まれた腕が熱い。少年の暖かい体温が流れてくる。
暑苦しくて仕方なかった。
熱血なんてごめんだ。本気になるなんてごめんだ。
「俺は」
最後は、笑顔を造った。
「お前に本気になれねーよ」
1、本気になったら負け
(既に負けていると分かっていながらも、)
――――――――
お題配布元→Paper plane
占いの結果
トリエットの占い屋。
なんとなく、興味本位でやってみた。
というか、女性陣に「占ってもらってみたら?」と言われて。
小さなテントに入るなり、「貴方の想い描く人物は?」と聞かれた。
急だったから、頭を意味もなく回転させてみる。
「そんなの、急に思いつかないよ。」咄嗟にそう答えた。
そしたら、目の前の占い師が小さく笑った。
「貴方と親友になりたい人がちゃんと傍に居るのよ。」
「彼はいつもふざけているけど、貴方に期待しているみたい。」
「彼も真面目に生きたいのかもしれないわ。」
「貴方と共に歩めるなら、彼の未来も明るい…かも?」
くすくすと楽しそうに笑う占い師を少しの間見つめて、漸く外に出た。
女性陣が、揃いも揃って入口の前で待っていた。
「ロイドも、そう言う事を気にする年頃になったのね。」(え、それは先生達が進めたんじゃ)
「ロイド、どうだったの?」(どうだったって、何が)
「…好きな人はいるんですか。」(好きな人、って)
「その…ロイドの、思い描く人って誰だったんだい?」(俺の想い描く、人、は……)
何処か遠くを見るように、目を細める。
その目線の先には、女性陣も、すぐそこに生えている木々も、青い空も、映していなかった。
ただ一つ、
後ろの方で、銀髪の少年と何やら言い争っている、紅い髪の青年だけが、
視界の中で動いていた。
テントから出てきたのに気付いたのか、銀髪の少年の方がこちらに手を振っている。
紅い髪の神子はゆっくりと振り向き、こちらを見てにこりと笑った。
その微笑みに、笑顔を返した。
自分の望んでいた、その微笑みに。
――――――――
いつも以上に意味がわからない話でした。ロイ→ゼロ…?
占いの台詞は全部似非です(お前)。確かこんなんだったかな…?といううろ覚えを交えて。
ところでうちのロイドは女性陣に見向きもしないのですがどうすればいいんだ…。
好きなのに、好きなのに
そう言ったら、ロイドは、
「…そっか、ありがとう、嬉しいよ。」と、
寂しそうに笑った。
貴方は、私に答えをくれなかったね。
ずっと好きだった。出会ったころから、もう何年も前から。
それでも、最後の最後は、私に振り向いてくれなかったね。
貴方は、あの人がいない世界に絶望しか感じていない。
それほど、あの人のことが大切だったんだね。
私たちじゃ、代わりになれないくらい。
でもね、ロイド。悲しいのは貴方だけじゃない。
私だって、あの人の事がとても大切だったの。
独りぼっちだった、私の半身。やっとで一緒になれたのに。
それにね、ロイド。
あの人を追い詰めたのは、ロイドでもあるんだよ?
それだけは、拭えない現実だから。
ちゃんと、向き合ってね?
私の半分を、奪っちゃったんだから。
――――――――
電波少女・コレット(すみませ
コレ→ロイ→ゼロと見せかけたコレゼロ。黒いコレットも割と好きです。が、やはりコレットは純粋無垢の綺麗な子がいいです。ロイコレは、大好きだよ……!!
このコレットは、ロイドに対して可愛さ余って憎さ百倍って感じです。
このパターンだと誰も幸せになりません。まずクラトスルートの方向だから!
想いごと
いちいち扱いが難しすぎる。
しかし、いやに素直な時もある。会話は基本的にあいつからしてくるし、返事を返せば嬉しそうに答える。犬のような性格だ。
しまいには、俺が好きだと言ったモノを「じゃあ、僕も好きになります!」という始末。無理に会話を会わせているようには見えないが、こいつ自身の意志が全く感じられない。俺に嫌われないように配慮しているのかどうかは分からないが、そう言うのは好きじゃない。
と言ったら、またあいつはしゅんと沈む。
あぁ、面倒くさい。なんだこいつの異常な面倒くささは。
そんな沈んだ表情を見せられると、こっちが何か相当悪いことをしたような気分に陥る。いっそのこと、こいつと一緒にいなければどんなに楽だろうか。
しかし、放ってはおけない。俺の本能がそう言っているからだ。勝手に体が動いたり、勝手に口が開いたりすると言ってもいい。俺じゃない、俺の体だ。
それはただ単に、こいつの姿形があいつに似ているからか。
それとも、俺がこいつに過保護意識を持っているという低い可能性か。
別に、どっちでもいいと思った。
協力してくれるのなら、協力してもらおう。利用できるのなら、使っておいた方がいい。
俺は本当はこんなことを考えている人間なのに。
あいつを『利用するだけ』の存在としてみることが、俺にはどうしてもできない。あの懐かしい顔がいるだけで、俺は救われているような気がするから。同じ顔なだけの赤の他人でも、同じ顔なだけで、あいつの存在がまだこの世界から消えていない気がして。
俺は大丈夫、全てを終わらせるために、お前のために全力を尽くす。
ここに居るのは『お前』じゃなくて『あいつ』。それだけは分かっているつもりだ。だから俺はあいつの存在を否定するつもりはない。お前の顔に似ているからという理由で親切にしてみるのは、単なる俺のエゴだけど、それくらいなら許されると思ってるんだ。
いつか、願いが叶うその日までなら。
――――――――
最近再びラタ熱が密かに灯っています。リヒターの独白?こっそりリヒエミ…^^
『あいつ』はエミルで『お前』はアステルです。てかこの話はリヒ→アスですね。リヒアスも好きです。