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2026年06月13日
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けいたいろぐ

2011年08月15日
携帯でかちかちしてたお話
携帯画面で見たらかなり長い感じだったんだけどやっぱパソで見ると短くなる
と思ってたけど予想以上に長くなってたからよかった
見事に他ジャンルばっかり


1.ボッスイ(スケダン)
2.安スイ(スケダン)
3.虎兎(タイバニ)※ちょっとだけ注意。ぬるいけど。R15にまでも達しないけど


因みに途中で何書いてるかわからなくなってることばっかりなのでぐだぐだしてます
そしてわたしは安椿が好きですが正直スイッチ受けならなんでもいいです(果てしなくどうでも良い






勢いだけで押し倒したのだから、これからどうすれば良いのか俺には全然わからなかった。大体男を押し倒すなんてこと初体験だから(と言っても俺は女の子を押し倒した経験もない)この先何をして良いか俺には想像も予想も出来ない。自分で行動を起こしておいてそれらができないのはすごく無責任なことだってのは理解しているつもりだ。
畳に押し付けた肩は震えてるわけでもなく、ただただ大人しかった。今の俺にはそれが苦痛で、抵抗でも非難でもいいからこいつが何かしてくれれば、俺は目が覚めたかも知れなかったのに。
でも俺は、こいつが俺を拒まないことを知っていた。抵抗しないことだって知っていた。その上でこんな行動をとっているんだ。
 
『ボッスン』
 
名前を呼ばれてびくりと肩が揺れる。いつも首から下げているパソコンは今は畳の上に投げ出されていた筈だった。こいつの喋る手段はこの音声合成ソフト、つまりパソコンを使えないとこいつは俺に抗議の声をあげられない。だから先にパソコンを外しておいたのに、すぐ隣に置いておいたからかそいつは腕を伸ばしてキーボードを打っていた。俺は肩を掴む手に力を込めた。
『ボッスン、痛い』という言葉と共に、カタ、カタと酷くゆっくりした無機質な音が静かな部室に響く。
俺は怖かったんだ。その無機質な音が、いつか俺を拒絶する言葉を紡ぐんじゃないかって。こいつは何があっても俺を拒まないだろうと思っていたが、それはただ俺がそう信じていたかっただけだ。俺がこうして押し倒しても、無言のままで流されてくれるだろうと勝手に思ってた。
でもそうじゃない。こいつは俺の物じゃないし、嫌なことは嫌だって言う権利だってある。俺はこいつからそれさえも奪おうとしていた。
 
「っなあ、スイッチ」
『なんds』
 
aを押せなかったのか、不思議な発音で音は漏れた。キーボードを見てないのに会話ができるってすごい。普通はキーボードさえも要らない筈だけど、俺らにとってはとっても当たり前のことだった。
 
「好きだよ。お前のこと、すごい好き超好き」
『ボs』
「だからごめんな。本当にごめん」
 
それから俺はスイッチの腕を掴んでパソコンから遠ざけた。その時僅かに腕に抵抗の力が働いていたことは嬉しかった。
見つめたスイッチの顔は無表情だった。そんなのいつものこと、と割り切れたらどんなに良かったか。こんなときにそれが出来ない俺はきっと本番に弱いタイプ。
ゆっくりと顔を近づける。どんどん近くなる顔はそこはかとなくイケメンで、少し悔しくなった。でも俺はそんなこいつの整った顔は嫌いじゃなくて、寧ろ好きだ。でもやっぱりムカついたから鼻の頭を噛んでやった。俺の鼻が眼鏡に当たった。
今度こそ本命の口に自分の口を当てた。男とのキスなんてやったことはない(そして何回も言うようだが女の子ともやったことはない)。しかも唇同士をくっつけてるだけで、果たしてこれをキスと呼んで良いのか悩むくらいには浅かった。取り敢えず唇を舐めてみると、目の前のイケメンが少し揺れた。
その反応が初めてだったもんで、俺は物凄く驚いてつい口を離した。
やっぱり舐めるのはまずかった気がした。
 
「…ごめん」
『素直に謝られてしまうと怒れないな』
 
怒る気なんて無かったくせによく言う。
畳から頭を上げて、パソコンを引き寄せて、首に掛ける。何事も無かったかのように変わらない表情を見て、少し切なくなった。
 
『ボッスン、俺も君の事が好きだ。だからこんなことをされても怒る気にはなれない』
「…うん」
『でも、好きなら謝らないでくれ。罪悪感を感じるのなら最初からやらなければいい』
「…次から気を付けます」
『それと』
 
スイッチからの好きは辛い。とても嬉しい筈なのに同時に悲しくなるからだ。
スイッチの好きは、俺とは少し違う好きなんだ。
俺がどう頑張ったところで、俺への好きの階級は変わらないことはわかっている。
俺はこいつの揺るがないところが好きだったりするし、そうだと決めたら曲げないところとかが、すごく好きだったりする。
それでいいんだ、わかってるんだ。
 
『ボッスンのことは本当に好きだ。だけど、俺は二次元しか恋愛対象に出来ない』
 
わかってる。
わかってる…けど、実際にその言葉を聞いたら結構へこんだ。



【二次元に嫉妬】



-------------




生徒会室に向かう途中、暇だし折角だから助っ人三人組の部室の前を通ろうとふと思って、わざと遠回りをした。少しくらい遅れても椿に小言を言われるだけだし、問題ねーよな。
いつもならこんな面倒くさいことわざわざやんねーのに、俺に面倒と思わせる以上の興味を持たせてくれたあいつらは本当に面白い連中だ。
 
部室の前には人が一人立っていた。あれはスケット団のメガネ、笛吹か。壁に寄り掛かりもせず、じっとパソコンの画面を見つめている。何で部室に入らねーんだ?と疑問に思いながら近付くと、笛吹は顔を上げた。どうやら俺に気付いたようだ。
 
『置物生徒会長』
「お前そのネタ好きだなぁ」
 
こいつは俺のことが好きじゃないのか苦手なのか、いつも若干声(音?)に警戒心が潜んでいる。しかも会う度に俺のことを「置物生徒会長」としか呼ばない。別に俺は気にしないんだけど。
 
「部室入んねーの」
『……ボッスンとヒメコが絶賛喧嘩中だ』
 
成る程、それで被害が来る前に外に逃げ出したわけか。そういえば中から叫び声やら物音やらがすごい。
笛吹はそれ以上何も言わなかった。もう話すことはないと言わんばかりにキーボードから指を下ろした。露骨すぎる態度がかえって面白くて、俺は唇の端を持ち上げる。
ちょうどその時、俺はちょっとこいつに意地悪してやろうかと子供みたいに思い付く。子供の発想はいつだって唐突だ。その点は俺が子供心を忘れていないと言うことだろう。
「タチが悪い」とも言えるんだけどな。俺は自分が性格も性質も悪いと知っている。
 
「な、笛吹。椿から聞いたんだけど」
『…』
「お前って何があっても自分の声で喋んねーらしいな」
 
どうやらこいつの過去に何か問題があったみたいだが、俺はそんなことを追求する気はさらさらない。誰にでも言いたくないことの一つや二つあるだろうから。でもそれをネタにして相手に干渉しようという俺は過去に直接踏み込んでくる奴より意地が悪いんだろう。
 
「一回だけ、俺に生の声聞かせてくんね?」
『……何故』
「ただの興味本意さ」
 
笛吹はお断りだと言わんばかりに顔を背けた。
今だ。そう思って俺はそいつが首に掛けてるパソコンを引っ張った。ベルトにも何かしら引っ掛けてるというのは椿に聞いたことがある。意外と簡単に外れるもんだ。
パソコンを引っ張ると、当然そっから伸びてる紐も引っ張られるのは予想していた。そのせいで笛吹の首が僅かながらに絞まったようで、いつも表情を作らない顔が苦く歪むのを初めて見た。少し痛い思いにさせたのは申し訳なく思う。
ついでに、そいつは前のめりになって俺の目の前まで顔を寄せる形になった。
眼鏡の奥の目が驚きに見開かれていて、おっめずらしーなんて思ってる間にきつく睨まれていた。
反抗的な目なんて滅多に向けられない。それ故に新鮮で、苛つきなんて微塵も感じない。いや俺が今ここで怒るなんて筋違いも甚だしいんわけだけど。悪いことしてんのはこっちだし。
笛吹が俺に構わずパソコンを取り返そうとするから、俺はそのまま伸ばされた腕を掴んだ。
 
「自分の声で『返せ』って言ってみ?」
 
表情には微かな焦り。本当に今日は珍しいものの連発だ。遠回りしてまで来た甲斐があったというもの。
目の前のメガネは口をキツく閉じたまま、威嚇するように俺から目を離さない。本当になんも喋んないんだなぁ。
頑なに閉じるから、開かせたい衝動に駆られる。そろそろ止めてやろうかと思ったけど、一度本気になったら歯止めが効かないもんだ。
 
「なんも言わねーと、返してやんねーぞ」
 
ぐっと顔を近付けると、あっちは顔を遠ざけようとする。ああ、面白い。困惑しきってる顔、もう二度と見れないだろう。もっとよく見ておこうと思ったとき、目の前の部屋の戸が勢いよく開いた。
 
「スイッチぃぃいいい!!アンタ何ちゃっかり避難しとっ…?!」
「…ってめっ!!安形てめー何うちのスイッチ苛めてんだこのやろー!!」
 
おお、来たな保護者組。どうやらこいつが部室出たことに気付かなかったようだ。どれだけ喧嘩に夢中になってたんだ。もう少し喧嘩してても良かったのにという言葉は流石に口には出さない。
少し名残惜しかったけど、俺は笛吹のパソコンを返す。ごめんなと謝っておいたけど多分許して貰えないだろうことはわかってた。
笛吹は素早く俺から離れてお姫ちゃんの後ろに隠れてしまった。
 
『gggggggggggg』
「ほらスイッチ超怒ってるじゃねーか!」
「何しに来たかは知らんけど、うちのにちょっかい出さんといてや!」
「ああ、変なことして悪かったよ」
 
あれ怒ってるのか。いまいち度合いがわからないが、取り敢えず謝って俺はすぐにその場を立ち去った。流石に俺も遊びすぎたかなと少し反省する。
再び本来の目的を思い出して階段を降りようとすると、俺の携帯が鳴る。非通知からのメールで、少しだけ期待した。
開いたら件名には名前も用件もない、本文にも絵文字も何もない、殺風景な一文で一言。
 
『死ね』
 
思い浮かんだのはさっきの一人で、俺は笑いが込み上げるのを口を押さえてなんとか耐える。律儀だなぁと感心した。
こういうところが面白い。最早こいつが何で俺のメアドを知っているのかなんて些細な疑問だ。俺は次にあったときのあいつの反応を想像するのが楽しくてしょうがなかった。
 
 

因みに生徒会室には大遅刻して椿の小言と共に仕事を増やされてしまった。良いものを見た後の代償ってでかいんだなぁって改めて思った。



【楽しいパソコン弄り】



-------------




目の前にさらけ出された白い首。何だかわかんないけどいいなあと思って、その首に唇を寄せた。寄せられた当人は緩く笑いながらくすぐったいです、と身を捩る。
俺たちの周りに散乱しているのは焼酎とかビールとかの缶と、中身がすっかり飲み干されてしまった空のワイン瓶。そう、俺たちは盛大に飲み明かしていた。
元々バニーとの交流が目的で、最近コンビ間もなかなか良くなってきたような気もするから、これを機にもっともっと近付ければいいと思っていた。勿論最初こそ帰ってくださいの連発だったバニーも渋々と言った感じで俺にまんまと流された。
そこでわかったのは、バニーがアルコールに強くないということ。飲むことがあまりないというビールを一缶飲んだだけで顔が真っ赤なのだ。いつも強気のツンツンとした態度はそれほど変わらないが、少しだけ柔らかくなっているのは何となくわかる。
そこからワインやらを飲んだせいで完全に出来上がってしまい、頭をふらふらと不安定に揺らしながら気分悪そうにソファに寝そべり始めた。ちょっと飲ませ過ぎたかなと思いつつ、こんなに弱々しいバニーをみるのも初めてだったから興味の方が強かった。
俺も相当酔っていし、頭の回りが遅すぎて行動の方が早く出る。
バニーは上にいつも羽織っているライダースを脱いでいた。酒で体温が上がっているのか、暑い暑いといって脱ぎ捨てた跡がある。首に一筋汗が流れた。
俺はどうやらその姿に発情したらしく、頭で考えるより先に行動していた。ふらつく足でソファまで歩き、バニーの上に覆い被さる感じでソファにダイブした。
顔を真っ赤にしながらぼんやりした瞳で俺を見上げるその男は破壊力が半端なく、やっぱり頭よりも体がさっさと動き出す。
 
「おじさん…?」
 
不思議そうに俺を見つめるこいつからはいつもの警戒心なんて殆ど感じない。酔いってすげーな、なんて思いながら俺は丸見えの鎖骨にキスを落とした。驚いたようにバニーは身を固くする。でもバニーはなかなか頭が回らないみたいで、まだ何をされているかわかっていない様子だ。
俺は今度は首筋に口付ける。くすぐったそうにバニーは小さく笑った。口付けたところに弱く噛みつくと、やっぱりくすぐったいと笑った。
だから、今度は吸い付いた。
 
「っ!」
 
一瞬バニーが顔を顰める。痛かったかな?
バニーは少しばかり眉を寄せながら俺を睨んでいた。しかしいつもの鋭い眼差しは息を潜め、潤んだ瞳で睨まれても威力は半減だった。
吸い付いた場所には赤い斑点が残っていた。
 
「おじさん、なにを」
 
呂律が回っていない言葉。俺はなんにも答えないでまた首筋にキスをした。ちゅ、ちゅ、という音が妙に響く。バニーは俺を押し返そうとするけど、全く力が入っていない。酔ったときのこいつは本当に非力な兎ちゃんだ。
滅多に見ることのできない、真っ赤な顔。酒と羞恥心に染まった顔。困ったように寄せられる形の良い眉とか、小さく開けた口から漏れる熱い吐息だとか、全てが全てにそそられる。
男に欲情する日が来るなんて。これは全部酔ってるせいだ自分に言い聞かせた。
 
「あー…おじさん、ナニがしたいなー…」
「…っん…!な、に…?」
 
鎖骨に吸い付くと、体がビクリと揺れる。零れた甘い声にまたそそられて、白い肌に赤い印がよく映えていることにさえ興奮する。
バニーの黒いシャツをたくしあげて現れ出た白い腹に指を這わせると、流石にバニーはいやいやと頭を振った。でも俺は止める気なんて毛頭なかった。それは単に酔っている勢いだったのか、それともまた別の感情が生まれていたからなのか。
どちらにせよ、今の俺は考える脳がしっかり機能していない。逃げようと体を捩るバニーの手を押さえると、やっぱりバニーの表情は今の状況に付いていけてない、困惑しきった顔だった。
 
「なあバニー、」
 
耳元で囁くと、肩を跳ねさせながら身を震わせる。耳が弱いのか、立派な兎ちゃんじゃないか。
俺はその様子を楽しみながら、俺と目を合わせようとしなくなった目の前の唇に噛みつくようなキスをした。



【大人の時間にようこそ】


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