忍者ブログ

[PR]

2026年06月14日
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

好き好き大好き超愛してる!(P4:主完)

2012年04月05日
唇が切れた。痛い。
どうやら殴られたようだ。叩きつけられた背中がじんじんと痛む。
俺に影を作る人間は、肩で息をしながらぽろぽろと涙を零していた。
なんか、俺ってお前を泣かせてばかりだねえ。
本当は泣いてほしくなんかないのにね。
本当はいっぱいいっぱい笑ってほしいのにね。
お前は俺と一緒にいるとすぐに泣いてしまう。
俺はお前と一緒にいるとすぐに泣かせてしまう。

「俺は、まだアンタのこと好きだよ」

ぽろぽろ。
鱗みたいに綺麗な雫がアスファルトに染みを作っていく。ぽつり、ぽつり。
頬が熱い。殴られたのだから当たり前。そっとそこに手のひらを当てると、ただでさえ力の強い彼に思い切り叩かれたのだから、そりゃあ腫れもする。
でもそんな腫れとか、どうでもよくて。

「アンタは俺のこと好きじゃないくせに、なんでそうやって期待させるんだよ」
「……俺がお前のことが嫌いだなんて、言ったことあったかな」

言ったことがあるわけない。何故なら俺はずっとずっとお前に夢中だから。

「じゃあ何で俺がいるのに新しい女なんて作るんだよ」
「俺じゃ駄目だってことなんだろ」
「清々しく振ってくれたほうが、俺だって全然楽なのに!」

気付いたら俺は彼の身体をきつく抱きしめていたのだ。
離せよ、なんて言いながらも彼はとても大人しい。終いには俺の肩に顔を埋めてまた泣き始めた。
ああ、俺はお前を泣かせてばっかり。
ああ、俺は泣かせたくなんてないのに。
笑ってほしいのに。
こんなにも好きなのに。

ごめん。ごめんよ。俺はお前がとても好き。言葉なんかで言い表せないくらい、形なんかで表現できないくらい、お前のことが世界で一番好きなんだ。でも俺の好きは膨大で、お前に全部注いだらお前が壊れてしまうくらい。駄目なんだよ。俺の愛は重いし広い。俺はお前に優しく優しくしたいけど、好きはどんどん膨らんでいくよ。これ以上我慢してしまうと俺の愛は破裂して歯止めが利かなくなって、お前をめちゃくちゃにしてしまうよ。そして俺を軽蔑するんだ。それが何よりも怖いんだ。それこそお前を泣かせて傷付けてしまうから。俺は愛を分散させなきゃいけないんだ。お前に注ぐ量が規定値を超えないように、お前を傷付けてしまわないように。ごめんよ、ただの言い訳だ。でも、でもこれだけ信じてよ。俺はお前が大好きだよ。誰よりも何よりも。女の子と付き合ってても一緒にいても、結局行き着くのはお前のことばかりだったよ。他の人なんて嫌だよ。お前がいいんだよ。


「アンタは俺を割れ物とでも思ってるんスか」
「それか、アンタの気持ちも受け止めることができない心の狭い奴だと思ってるんスか」

涙を拭いながら彼が言った。

「…くださいよ。アンタの好きを、全部、俺に」

いいの?いいんです。後悔しない?する気なんてありませんから。
目尻を赤くしたまま笑う可愛い子は、確かに俺の大好きな子だった。
大好きだよと抱きしめると、控えめに抱き返されて、腫れた頬にキスしてもらった。

もうお前を泣かせないよ。
ずっとずっと笑わせてみせるよ。
俺はもうお前以外を見ないから。
俺の好きは、ぜーんぶお前に。


「…愛しているよ、完二」


――――――――

完二ちゃんを泣かせてばっかりだけど両思いな二人書けて満足(両思い?
もっとほのぼのさせたい…
タイトルは舞/城/王/太/郎さんの本から
PR

あのこがほしい(P4:主→完)

2012年04月04日
やっぱりふいんきぶんしょう
勢いと脳みそだけはR15なんだけど文章力が幼稚園児っていう…
若気の至りってやつだね!

・最初あたりはふいんきがほんの少しやばめ。ほんのすこし
・途中で話の内容が迷子
・オチも迷子
・うちの主人公は常に彼女がいっぱいのサイテーな子
・主→→→→(←)完
つづきはこちら "あのこがほしい(P4:主→完)"

ぺよんつめ

2012年03月29日
携帯でかちかちしてたぺよんの小話
詰めといっても二本しかない

二つとも主完です
というか主+完みたいな主→完みたいな
とりあえずいろいろと中途半端
それでもよければ
つづきはこちら "ぺよんつめ"

届いた先の(P4:主と完二)

2012年03月27日
「俺ってねえ、手の届かないものって嫌いなんだ」

「だって、届かないって分かってるのに手を伸ばすだなんて愚かの極みだと思わない?」

「だって、どうして届かないのかも分からないのに、何で届かないんだろうって考えることも時間の無駄じゃない?」

「俺はね、手の届かないものって嫌い」

「だから俺は、手に入るものは全て愛しておこうと思ってるんだ」

「手に入るものだけが愛しくて愛しくてたまらないんだよ」

「全部全部、俺のものになってしまえばいいのにね」





「アンタは本当に自分勝手だ」
「人間ってみんなそうだよ。自我があるんだ、勝手だってあるさ」
「馬鹿みてえ」
「どうして」
「アンタは結局、自分の思い通りにならない世界が気に入らないだけじゃないですか」
「だから言ったでしょ、手の届かないものは嫌いなんだ」
「そこが自分勝手だっていうんだよ」
「どうして」
「手が届かないかどうかなんて、手を伸ばしてみなけりゃわかんねっスよ」
「……お前は、世界に手が届くと本気で思ってるの」
「やる前から諦めんのは性にあわねーから」
「…そうだねえ、お前くらい大きかったら、手が届いてしまうかもしれないね」


俺の手が届かなくても、お前の手が届いたなら。
俺はお前が掴んだ世界を好きになれるのだ。

依存症(P4:主→花)

2012年03月26日
俺は依存症だった。
一人が嫌いなわけではなかった。寧ろ一人っていうのは好きだった。
でも誰か一人に干渉されただけで、俺はその人間を信頼したくてしょうがなくなってしまう。その人間も俺がいないと駄目なんだと勘違いしてしまう。
俺は依存症だった。

花村陽介は、いつも俺に優しくしてくれた。
隔たり無く接してくれた。
俺の、こっちに来てからの最初の友達になってくれた。
そこで俺の悪い癖。
花村なら一緒に居てくれる。花村なら力になってくれる。花村がいるなら怖くなんて無い。花村がいるなら。
馬鹿みたいに同じことの繰り返し。本当に俺って馬鹿みたいだけど、俺みたいな奴の本性に気が付かない花村も相当馬鹿だろう。
人懐っこい笑みを浮かべて俺の隣に立つ彼は、とても馬鹿みたいだった。
なあ、今日暇なら付き合ってくれよ。なあ、今日の放課後遊びに行こうぜ。なあ、なあ。
彼もどこか俺に拒絶されることを怖がっているように見えた。ああこのひとも俺と同じ臆病な性格なんだなと思って、最初は半ば同情も込めて一緒に居たんだけど。

いつの間にか、彼に否定されることを俺は一番怖いと思っていた。
殺人事件の犠牲者になるかもとか、シャドウに殺されるとか、俺の中ではそんなことそれはもうどうでもいいことであるくらいにちっぽけで、俺がずっとずっと恐れていたのは花村が離れてしまうことだけだった。
花村は俺の味方。じゃあ俺も花村の味方。寧ろ他にいらない。花村の味方は俺だけで十分。他の人間が彼の肩を持つだけで苛々とした感情が胸にたまっていく。

だから俺は花村に苦労をかけるジュネスなんて大嫌いだったし、花村のことを悪く言う商店街のおばさん達も大嫌いで、クラスの人間だってみんな大嫌いだった。
(ジュネスは菜々子が好きだといったのでなんとか好きになるよう努力をしてるけども)ああ花村に害をなす人間なんてみんな死んでしまえばいいと本気で思ってた。
今でもその気持ちにはなんら変わりはない。だって俺は花村に依存してる。



「俺、小西早紀の弟です」

保健委員の少年は俺にそう告げた。
知っていたよ。だって君はいつも陰から花村を睨んでいたよね。
その目、俺の大嫌いな目。

「俺、嫌いです。花村も…アンタも」
「そう」
「…もう帰って良いですか?」
「どうぞ」

勿論、俺だって大嫌いさ。
花村が大好きだったあの哀れな先輩も、花村を否定する君も。
流石に口には出さなかった。


――――――――

尚紀コミュ前。いっときますけどわたしはちゃんと尚紀好きですからね!本当ですからね!
うちの主人公は完二相手だとふにゃふにゃだけど
陽介相手だと依存が強すぎて半分ヤンデレ入ってる感じ
でもどっちにしろ最低なのであんまり変わりませんが
ゲーム主人公ならやっぱり総攻め傾向です(足立除く)。アニメ鳴上くんは受けですけど。これ何回も言ってる