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2026年06月16日
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無題

2009年12月12日

見るときの注意点
・マイソロ2のストーリーを基に作られています。
・基本的にストーリー通りですが、所々管理人の妄想があったり、実際には無い事も書かれています。
・ギャグは多分ありません。シリアスかほのぼのです。
・うちのマイソロ2の主人公視点で話が進みます。
・ライ(主の名前)×カノンノ しかありません。

それでも良いという方は追記より本編!
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つづきはこちら "無題"

戦場にて

2009年12月06日

西の戦場。テノスへ行くには、この戦場を通らなければならない。
全体がピリピリしている。殺気立っているのが、空気を通して伝わってくるくらいだ。少しでも油断すると、きっとすぐに殺されてしまうのだろう。
今現在進行形で傭兵の職に就いているリカルドは、戦場の事を一番知っているし、経験も豊富だ。危険だということも、既に身を持って理解している。
だからこそ、リカルドの言葉に従わなければならないときだ。
一行は、慎重且つ素早く、戦場を移動する。先頭は、言わずもがなリカルドだ。

「ルカもイリアも、俺の後ろにいとけよ。俺が守るからな。」
「あ、うん。ありがとう、スパーダ。」
「あらぁ、まぁたカッコつけちゃって~。」

気を付けろと言われながらも、ここまでピリピリしていると逆に盛り上げたくなってしまう。イリアのからかいに乗ってしまったスパーダが「カッコつけてねぇし!!」と叫んだところ、見事に三人はリカルドに怒られた(ルカはとばっちりという何とも哀れな理由だったが)。
アンジュが窘めて少しはリカルドの緊張も緩まったようだが、未だにリカルドの顔は険しいままだ。

「リカルドさんの言う通り、ここは一応戦場なのよ?天に昇りたくなかったら、きちんと静かにしましょうね。」

というアンジュの言葉で、一行は漸く無言になった。
その沈黙が、異常に騒がしいこのパーティにとっては非常に重いものだった。
エルマーナは黙っているのが苦手だ。暇でしょうがない。ぼーっと空を見上げる。早くこっから出れへんかなぁ、と気楽に考えていた。
戦場では、この油断が命取りだと、言われていた筈なのだが。

「―――全員、伏せろ!」

意識を飛ばしていたせいで、反応が遅れた。たくさんの崩れた瓦礫の陰から、ライフルを持った軍人の男が姿を現し、こちらに銃口を向けている。ビクリと体を強張らせてしまい、動かない。
人間、一番の恐怖に達した時、体が動かなくなってしまうというのは本当のことだったんだ、という悠長なことを考えている場合ではなかった。
まずい、撃たれる―――!!

「―――チッ!」

短い舌打ちが聞こえたかと思うと、リカルドは素早く立ち上がると、エルマーナの小さい体を抱えて倒れる。間一髪で、撃たれた弾はリカルドの肩をすれすれで通り抜けた。
イリアが拳銃を取り出し、伏せたまま軍人の男に弾を撃ちこむ。弾は肩に当たり、怯んだ男の体に、スパーダが剣を突き刺した。男はその場に崩れ、動かなくなる。
リカルドが体を起こす。土がついて汚れてしまった黒いジャケットよりも、エルマーナが無事かどうかを確認する。呆然とリカルドにしがみついているエルマーナは、顔に少し土の汚れが付いているだけで、怪我はないようだった。
安心と同時に、怒りが込み上げてくる。

「………戦場では、油断が命取りだと言った筈だが?」
「………ゴメンナサイ………。」

怒りが顔に表れているリカルドに、エルマーナは素直に謝る。心なしか、声は震えているように聞こえた。
それはもう大声で説教してやりたいところなのだが、アンジュに「もう、無事だったんだから良かったじゃないですか。」と窘められたのと、俯いたままのエルマーナを見て、自然に怒りが収まってくる。
溜息をつくと、目の前のエルマーナの頭を撫でながら、「無事でよかった。」と小さく呟く。
エルマーナを立ち上がらせると、再び一行は進み始めた。
エルマーナは、リカルドに腕を引かれながら。

「…なぁ、おっちゃん。」
「なんだ。」
「うちな、さっきのこと、生まれて初めてごっつ怖い思ってなぁ。体が動かなかったんや。」
「…そうか。」
「…ホンマごめんな。うち、次から気ぃつけるから。」
「そうしてくれると助かる。」
「せやなぁ、おっちゃんいんとうちさっき死んどったからなぁ。もう怖い思いはこりごりやわぁ。」
「……だが…。」
「ん?」
「またお前が危なくなったら、俺が助けてやるから安心しろ。」
「……おおきに、おっちゃん。」


――――――――

リカルドさんだったらエルくらい軽々と持ち上げられるよね。
リカエル好きすぎ病ですどうしよう。

甘いものは幸せの味!

2009年12月04日
ふわりと漂う、桃の香り。
宿屋の厨房を借りて、おやつ作りに励んでいる後ろ姿は、なんとも楽しそうだ。慣れた手つきで包丁を扱い、素早い動きで無駄なく作る。これこそが、料理人というものだろうか。
マオが、料理中のティトレイの手元を覗き込む。綺麗な形に切られている桃を見て、それだけでお腹が減ってしまう。味見したいとねだっても、ティトレイは「駄目だ」の一点張り。そんなやり取りを続けながらも、ティトレイの腕は休むことなく動いている。
なんとも平和な日常だ。
そうこうしているうちに、甘い匂いが鼻に届く。この匂いは、と、本を読んでいたアニーが顔を上げた。

「ティトレイさん、ピーチパイですか?」
「おぅ!ティトレイ特製ピーチパイだぜ!」

ピーチパイ。ヴェイグの大好物だ。
ティトレイはにっこりと笑いながら、さっそくナイフでピーチパイを人数分に分ける。マオが喜びの声を出しながら、テーブルの席に着いた。
ティトレイは料理が異常に上手い。あれな時もあったが、料理の腕は確かで、ユージーンでさえもタメを張らないほどだ。彼の言葉を借りるならば、まさしく『五ツ星』だろう。
今回はマオに「お腹減ったから何か作ってヨ!」とせがまれたため、簡単でおいしいピーチパイを作ったのだ。きっとユージーンやヒルダはこの時間には食べないであろうから、アニーとマオとで先に食べてしまおうと考えた。
その時に、匂いに釣られたのか、年中無休で無表情仏頂面のヴェイグが三人に寄ってきた。心なしか背景にお花が飛んでいる気がするが、きっと気のせいだろう。

「……ピーチパイ……。」

食べたそうにピーチパイを見つめるヴェイグに、ティトレイは苦笑した。ピーチパイを切ると、皿に移してヴェイグの手に乗せる。

「お前の分だって、ちゃんとあるんだぜー?ピーチパイ大好きだもんな、ヴェイグちゃんは!」

ヴェイグは微妙な顔でティトレイを睨んだ後、ピーチパイを一口、口に運ぶ。
ポプラおばさんのパイとは、何かが違う。あの人のパイは異常においしいく、ポプラおばさんのピーチパイがこの世で一番だとも思っている。しかし、ティトレイのピーチパイにはまた違うおいしさがある。少し、口では表現しにくいのだが。
言葉の代わりに、表情で伝える。年中無休で無表情仏頂面のヴェイグは、正直表情を作ってもあまり変化がわからない。だが、今回ばかりは流石に分かった。
口元が緩んでいて、これはヴェイグ的『微笑んでいる』なのだろう。

「………うまい………。」
「おぉ!そっか!お前に喜んでもらえて嬉しいぜ!」

ティトレイはパッと顔を輝かせる。ヴェイグの顔が綻ぶなんて、相当なことだ。自分もなかなかやるなぁと思いつつ、ヴェイグの緩んだ顔にうっかり癒されてしまった。
何だか少し、幸せな気持ち。

その後、気を良くしたティトレイが「これ全部お前食っていいんだぜ!」と残りのピーチパイを指さし、冗談(?)も通じずに本気で全部食べようとしたヴェイグが、ティトレイと共にマオに怒られたのは、言うまでも無い。


――――――――

一応ティトヴェイでした。ティトレイがポプラおばさんにライバル心を目覚めさせてたら面白い。
きっと勝てないよ!(爆

泣かないで

2009年12月01日
「…………っ」

宿で取った部屋で、ルカは涙を堪えながらシーツの端を掴んでいた。
真正面には、困ったような、焦ったようなスパーダの姿。
最初は、少しからかって遊んでいただけなのだ。だが、全身から弄りがいがあるオーラを噴出しているルカに、ついついやりすぎてしまった。スパーダも最初こそ笑っていたが、ルカが無言になっていくにつれ、スパーダも黙ってしまう。ルカの大きな目には、大量の涙が溜まっている。絶対泣くまいと我慢しているのだが、ほぼ隠し切れていない。
今までイリアとからかっているときには、ルカはすぐに泣いて走ってどこかに行ってしまう(そしてそれを聞きつけたアンジュに盛大に怒られる)。普段と違うリアクションに、スパーダもどうしていいかわからなかった。

「…お、おい、ルカ?」
「…………。」

無言で目を逸らされてしまった。地味にショックだ。
同室のリカルドに助けを求めるような視線を向ける。しかしリカルドは「自業自得だ」というような目でスパーダを一瞥した後、部屋からさっさと出て行ってしまった。
しんと静まり返った部屋で、ルカとスパーダの重い沈黙が流れる。
これは謝らなければ、そのうちこいつはアンジュにチクる、という考えと共に、スパーダはルカの腕を掴んだ。

「おい、ルカ…悪かったって…。」
「…………。」
「…確かにちょっとやりすぎた。だってお前からかうの楽しすぎるんだもんよ。」
「…それ、本当に謝ってるの…?」
「あぁ?!謝ってるだろーが!」

ついつい大声を出してしまった。ハッと気付いた時にはもう遅く、ルカはビクッと肩を大きく震わせた後、抑えきれなかったのだろう、目から涙をぼろぼろと零し始めた。

「……スパーダなんて嫌いだ……。怖いし、すぐ怒るし……。」

そう呟くと、ルカはスパーダに背中を向ける。
別に怒っている訳ではないのだが、確かに何回かは睨んだことがあった。しかしそれは怒ってる睨みではなく、それもからかいの一種なのだ。ルカには完全に『怒ってる』と解釈されているようだが。
自分に背中を向けて静かに泣いているルカがいる。「嫌い」と言われたことがショックだった。自分はルカを泣かせたい訳ではないのに。どうして自分はこうなのか。
スパーダは後ろからルカの腕を引っ張り、そのまま後ろから抱き締める格好になった。ルカは引っ張られても抵抗さえしないが、顔をスパーダに向けようとはしない。
それにまた心が痛む。後ろからルカの肩に顔を埋めると、小さい声で呟いた。

「………ルカ、ごめんな。泣かないでくれよ。」
「…………。」
「嫌いには…ならないでくれよ…。」

頭に、掌が置かれる感触がした。顔は上げられない。なぜなら、そうルカにお願いしている時、自分は相当泣きたい気持だったからだ。ルカに嫌われたらどうしよう。そう考えると、不意に悲しくなる。きっと自分は、泣きそうな顔をしている。
ルカの掌の感触が暖かい。「…謝ってくれてありがとう、ごめんね」という、ルカの呟きも聞こえた。
どうしてお前が謝るんだと、そう思った。そんなルカの甘く優しい性格に苦笑して、後ろからルカの身体を思いきり抱きしめた。


――――――――

何気初スパルカ話。スパルカは良いなぁ可愛くて。
スパーダはルカが大好きなので、嫌われたら死んじゃいます(妄想

好きなのに、好きなのに

2009年11月25日
私、ロイドの事が好きだよ。
そう言ったら、ロイドは、

「…そっか、ありがとう、嬉しいよ。」と、
寂しそうに笑った。

貴方は、私に答えをくれなかったね。

ずっと好きだった。出会ったころから、もう何年も前から。
それでも、最後の最後は、私に振り向いてくれなかったね。

貴方は、あの人がいない世界に絶望しか感じていない。
それほど、あの人のことが大切だったんだね。

私たちじゃ、代わりになれないくらい。

でもね、ロイド。悲しいのは貴方だけじゃない。
私だって、あの人の事がとても大切だったの。
独りぼっちだった、私の半身。やっとで一緒になれたのに。

それにね、ロイド。

あの人を追い詰めたのは、ロイドでもあるんだよ?
それだけは、拭えない現実だから。
ちゃんと、向き合ってね?

私の半分を、奪っちゃったんだから。


――――――――

電波少女・コレット(すみませ
コレ→ロイ→ゼロと見せかけたコレゼロ。黒いコレットも割と好きです。が、やはりコレットは純粋無垢の綺麗な子がいいです。ロイコレは、大好きだよ……!!
このコレットは、ロイドに対して可愛さ余って憎さ百倍って感じです。
このパターンだと誰も幸せになりません。まずクラトスルートの方向だから!