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2026年06月13日
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結局は一番(P4:主完)
2012年03月22日
自業自得って言葉を知ってますか、先輩。
勿論知っているよ。すごいな完二、お前そんな難しい言葉を知ってるのか、よく勉強したな偉い偉い。
と言う台詞に誤魔化されるほど彼は子供ではないことは俺も重々承知している。
当の完二は少しだけはにかみながら、馬鹿にせんでくださいよと俺のために用意した湿布の袋をべりりと破る。
(俺は馬鹿にしているつもりはないのだけど)こんな俺に対してこんな可愛い笑みを見せてくれるのは本当にこの可愛い後輩だけだ。
真っ赤に腫れた俺の頬に少し強めに湿布をぴしゃりと張る。この痛みは俺の自業自得。そしてこの強さは彼が少なからず怒っていることを指す。
「完二、流石は俺が惚れた子」
「それ、何人に言ってきたんスか」
そう、自業自得。俺の告白を真に受けなくなったのも、全ては俺の所為。分かってるのに止めない。一種の性癖みたいなものだろうか。
「それで、今回は誰に叩かれたんです」
「一組の佐藤さん」
「それって何股目ですか」
「うーん、15股くらいかな」
まだばれないと思ったんだけど、そう呟いたら完二の目には少しばかりの軽蔑が伺えた。
別に女遊びが激しいつもりはないんだけど。ただ告白してくれた子の気持ちを無下に出来ないなあって思って付き合い続けてたらいつの間にかこんなに彼女まみれになっちゃったんだよ。
そりゃ俺だって悪いとは思ってたんだけど、言い出すタイミングも見当たらないし泣き出されても困るし(面倒くさいし)。
俺の浮気(のつもりはないんだけど)を知った女の子達は必ず俺にビンタを一発。それでもすきなの、って泣く子も居ればあなたとはこれまで、って離れて行く子も居て、そんな人だとは思わなかったって勝手に俺の人物像を作って勝手に失望したりしてる。
女の子って勝手だよね、俺は深く息を吐いた。
アンタはもっと勝手だ、そう完二は言った。
「そうだなあ。お前が言うなら俺は自分勝手なのかもなあ」
「アンタは人の気持ちを全く考えちゃいない」
「完二の気持ちを汲み取ることに関しては俺は誰にも負けない自信があるけどな」
湿布の匂いがする後輩の手を握った。緩く腕を振るのは離して欲しいという合図なんだけど、俺はそんなの関係ない。
だって、お前は振り払わないんだもの。
「先輩はいつまで俺のことをからかうつもりっスか」
「俺はお前をからかったことなんてないよ」
「何人も何人も誑かしておいてよく言う」
誑かす、何て言葉を完二が使うなんて思ってなかったから少しびっくりした。
「俺ねえ、お前が15人の中で一番なんだ」
「は?」
「15人中一番なんだよ、お前が。お前が一番好きなんだ」
また嫌悪の目で見られることを期待したのに、そいつは期待を裏切って一瞬目をぱっと光らせた。
強面(俺は一度もそんなことを思ったことはないけど)な表情を一瞬だけ潜めて、確実に輝かしい顔を見せた。完二の表情を読み取ることなど俺にとっては朝飯前以前の問題だ。
そう、こいつは今の一瞬確かに俺の言葉に喜びを露わにした。
そしてすぐに顔を曇らせて、はいはいと適当にあしらったフリをする。
なんて正直だ。なんて可愛いんだろう。包み隠さない完二がたまらなく好きだった。
俺はお前を一番にするし、お前も心のどっかで俺の一番になりたかったんだねえ。そう思うと気分がほんのりしてくる。先程の俺の頬を思い切り殴った女子の顔も名前も忘れてしまった。
やっぱり一番がいいのだ。俺もお前も。
――――――――
何だこれ…^^;
テレビでやってた「○股中の一位」っていうの
うちの番町最低でごめんなさいてへへ!
勿論知っているよ。すごいな完二、お前そんな難しい言葉を知ってるのか、よく勉強したな偉い偉い。
と言う台詞に誤魔化されるほど彼は子供ではないことは俺も重々承知している。
当の完二は少しだけはにかみながら、馬鹿にせんでくださいよと俺のために用意した湿布の袋をべりりと破る。
(俺は馬鹿にしているつもりはないのだけど)こんな俺に対してこんな可愛い笑みを見せてくれるのは本当にこの可愛い後輩だけだ。
真っ赤に腫れた俺の頬に少し強めに湿布をぴしゃりと張る。この痛みは俺の自業自得。そしてこの強さは彼が少なからず怒っていることを指す。
「完二、流石は俺が惚れた子」
「それ、何人に言ってきたんスか」
そう、自業自得。俺の告白を真に受けなくなったのも、全ては俺の所為。分かってるのに止めない。一種の性癖みたいなものだろうか。
「それで、今回は誰に叩かれたんです」
「一組の佐藤さん」
「それって何股目ですか」
「うーん、15股くらいかな」
まだばれないと思ったんだけど、そう呟いたら完二の目には少しばかりの軽蔑が伺えた。
別に女遊びが激しいつもりはないんだけど。ただ告白してくれた子の気持ちを無下に出来ないなあって思って付き合い続けてたらいつの間にかこんなに彼女まみれになっちゃったんだよ。
そりゃ俺だって悪いとは思ってたんだけど、言い出すタイミングも見当たらないし泣き出されても困るし(面倒くさいし)。
俺の浮気(のつもりはないんだけど)を知った女の子達は必ず俺にビンタを一発。それでもすきなの、って泣く子も居ればあなたとはこれまで、って離れて行く子も居て、そんな人だとは思わなかったって勝手に俺の人物像を作って勝手に失望したりしてる。
女の子って勝手だよね、俺は深く息を吐いた。
アンタはもっと勝手だ、そう完二は言った。
「そうだなあ。お前が言うなら俺は自分勝手なのかもなあ」
「アンタは人の気持ちを全く考えちゃいない」
「完二の気持ちを汲み取ることに関しては俺は誰にも負けない自信があるけどな」
湿布の匂いがする後輩の手を握った。緩く腕を振るのは離して欲しいという合図なんだけど、俺はそんなの関係ない。
だって、お前は振り払わないんだもの。
「先輩はいつまで俺のことをからかうつもりっスか」
「俺はお前をからかったことなんてないよ」
「何人も何人も誑かしておいてよく言う」
誑かす、何て言葉を完二が使うなんて思ってなかったから少しびっくりした。
「俺ねえ、お前が15人の中で一番なんだ」
「は?」
「15人中一番なんだよ、お前が。お前が一番好きなんだ」
また嫌悪の目で見られることを期待したのに、そいつは期待を裏切って一瞬目をぱっと光らせた。
強面(俺は一度もそんなことを思ったことはないけど)な表情を一瞬だけ潜めて、確実に輝かしい顔を見せた。完二の表情を読み取ることなど俺にとっては朝飯前以前の問題だ。
そう、こいつは今の一瞬確かに俺の言葉に喜びを露わにした。
そしてすぐに顔を曇らせて、はいはいと適当にあしらったフリをする。
なんて正直だ。なんて可愛いんだろう。包み隠さない完二がたまらなく好きだった。
俺はお前を一番にするし、お前も心のどっかで俺の一番になりたかったんだねえ。そう思うと気分がほんのりしてくる。先程の俺の頬を思い切り殴った女子の顔も名前も忘れてしまった。
やっぱり一番がいいのだ。俺もお前も。
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何だこれ…^^;
テレビでやってた「○股中の一位」っていうの
うちの番町最低でごめんなさいてへへ!
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