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2026年06月13日
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本性(P4:仲間大好きな番長)
2012年07月27日
告白されるのは俺がいい男だから。
ね、いい男の定義って何?
顔がよけりゃいいのか、性格がよけりゃいいのか。金持ちだとか、戦いに強いだとか、頭脳明晰とかだといいのか。
だとしたら俺は全くいい男などではなかった。
顔はいいし頭脳明晰だし金持ちである。でも喧嘩はめっぽう弱いし何より性格に難有りとよく占いでも言われる。
でも告白される。彼女たちからは俺がかっこいい男に見えるのだ。
そんなうわべだけの評価をされることが気に入らず、俺のことを何も知らないくせに俺を好きだなんだと紡ぐ口ごと張り倒してやりたい。外面の評価なんて今さらどうでもいい。俺は俺の中身ごと俺の全てを受け入れてくれる人間だけを求めているというのに。
今日も女の子が俺を呼び出す。少し顔を赤くしながら、俺の顔を見れないでいる。好きですだなんて常套句、もう飽きちゃったよ。顔がいいからいいなって思うだけで、スポーツできるからかっこいいなって思うだけで、彼女がいないから狙っちゃおうと思うだけで、そこに俺の求める理想の愛は存在しない。
君たちは俺のことをなあんにも知らないけど俺は君たちのことを知っているよ。
そう、俺は知っている。特に俺みたいな依存気がある人間は人の噂話に敏感なのだ。
(この子は一昨日、里中の悪口を言ってた二年の女)
「俺は、俺を守ってくれるような女の子を守りたいんだ」
(この子は一週間前、天城に嫉妬してた二年の女)
「美人以外興味ないよ、ごめんね」
(この子は先月、りせの陰口を叩いた一年の女)
「アイドルぐらい可愛くなってからおいで」
(この人はつい最近、直斗に付きまとった挙げ句女だとわかって勝手に幻滅した三年の女)
「俺も、貴女があんまり可愛くなくて幻滅しました」
(この人はジュネスでいつもサボってるくせに陽介に文句ばっかり垂れてる三年の女)
「俺の相棒は貴女なんかでは役不足ですよ」
(…俺の目の前で、完二を気持ち悪いと罵った一年の女)
「君が一番胸糞悪いよ。早く俺の前から消えてよ」
泣きながら、怒りながら、俺の目の前から走り去る女の子達を、なんの感情も持たずに見つめた。
いいんだ、他人からの評価なんて必要ない。俺が欲しいのは彼等からの愛情と信頼。
そんな俺が懲りもせず告白され続けるのは、俺の悪い噂が広まらないから。俺の一面のほんの一部を見た子が少人数いるくらいで、いつもの、彼らの前で笑っている俺の方がみんなのイメージに強く残ってるから。人間とは馬鹿で単純なもので、俺がいくら彼女達をこっぴどく振ろうと、彼らを前にした俺を本物だと思い続けるのだ。きっとあのときはたまたま不機嫌だったんだ、だなんて、幸せな脳味噌だと思う。
お陰で俺の評判は落ちないまま、ただただ月日が過ぎていく。かっこよくて、優しくて、運動もできて勉強もできる、完璧な一人の男。
いっそ素のままに過ごせたらどれだけいいだろう。依存症で、優しくなくて、格好悪い自分。誰も寄ってこなくなるのは小気味良いけど、彼らの前では格好をつけたい自分には無理な話だ。
俺はただ、彼らから格好良いと思われたかっただけだった。
20120721
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うちの番長の本性。なんでこんな屑野郎になったんだろう…
といいつつわたしは自分の作った番長像は気に入ってます
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