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2026年06月13日
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明けましておめでとうございます(イチウリ)
2011年01月05日
遅れましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします!
と言う事で追記にて
今年もよろしくお願いします!
と言う事で追記にて
ピンポーン、小さく聞こえてきた音に、視線を読んでいた本から玄関の方に移す。
時計をちらと見ると、現在午後七時。本に栞を挿んで立ち上がった。この時期になると、今の時間は外もすっかり暗くなり、戸を開けただけで冷たい風が部屋に流れ込んでくる。
顔を冷たい風で叩かれて、少しだけ顔を歪めて足元から視線を上げる。
外の暗闇に負けない明るさを持ったオレンジ頭が自身の目に留まる。
「よう」
そう短く言葉を放った青年は、紛れも無く知り合いの死神。
最初こそ一護を不思議そうな、不審そうな瞳で見つめていた雨竜だが、「おーい?」と目の前で掌をひらひらと振られて我に返った。
「何しに来たんだ」
「あけましておめでとーございます」
「え、あ、おめでとうございます……じゃなくて、」
「今年も何卒宜しくお願いします」
深々と丁寧なお辞儀をする不良(仮)を、珍しく困惑した態度で迎え撃った雨竜は、渋々と自身も「宜しく…」と頭を下げた。
彼は如何やら雨竜の話を聞く気はないらしい。顔を上げて用件を聞こうと思った雨竜が口を開けて言葉を発した瞬間、「お邪魔しまーっす」と横を通り抜けられ部屋の中へ侵入されてしまう。
反応が遅れて部屋の外でポカンとしていた家主の青年は、後ろから聞こえた「さみぃからさっさと戸閉めろよ」という不機嫌な声の主に引っ張られて漸く外との繋がりを断った。
「……で、何だ黒崎。さっきうっかり挨拶したが、もう五日だから元旦とっくに過ぎてるんだけど」
「お年玉やろうか?親父から無理矢理奪ってきたものだけど」
「いらないから。何の用か聞いてるんだよ。無理矢理部屋にまで入って来て…」
ぶつぶつと文句を紡ぎながらも、一応飲み物は出してもらえるようだ。「ココアとお茶、どっちが良い?」「ココアが良い」という短い遣り取りが終わると、二人の間に沈黙が訪れる。
一護の目の前にコトリとカップが置かれる。甘い匂いが湯気と共に流れてくる。彼の向かい側に座る雨竜が自分のカップに手を伸ばし、一口啜った。当の一護はカップに手を付けず、頬杖をついたまま黙っている。
「………そろそろ用件が聞きたいんだけど」
「………」
言葉を掛けても、無言。先程までの比較的元気な彼は一体何処へ行ったのだろうか、すっかり大人しく座ったままに動かない。雨竜は小さく溜息をつく。
時計を見ると、七時三十分。さっきの下らない遣り取りで三十分過ぎたのかと思うと、今のこの沈黙の空間も随分無駄な時間のような気がした。
本当は七時三十分まで本を読んで、その後は少しだけ部屋を片付けて、ちょっと遅いけど買い物に行こう、とか何とか考えていたのだが、如何にも急に来たこの男の所為で計画に支障が出ている。
「黒崎、用が無いなら良いか?僕は買い物に行かなきゃならないんだけど」
「……買い物?何の?」
「ん、まあヒマワリソーイング…に行ってスーパーにもちょこっと」
「雑煮作ってくれよ」
はあ?と雨竜は一護を凝視する。今日は異常に彼と話が噛み合わない。寧ろ、彼が合わせてくれないと言った方が正しいだろうか。
「お前んとこの雑煮食いたくて来た」などと言う今更の取ってつけたような理由を述べるオレンジ頭と少しの間睨み合いをしていたが、これこそが時間の無駄なのだと彼は悟った。彼から目を逸らして立ち上がると、引っ掛けてあったコートを羽織り始める。
それを見て一護が共に立ち上がった。
「悪いけど、君の気まぐれに付き合ってるほど僕だって暇じゃない」
「雑煮作ってくれんの?」
「今の会話の流れで何でそこに留まったままなんだよ……材料があれば作ってあげれるけどね」
「じゃあ買いに行こうぜ」
「何でだよ。金銭的に無理だ」
「俺が親父からぶんどってきたお年玉があるだろ」
彼に作るためだけに生活費を削らなければならないのか、そう思うと一護の願いを聞き入れる事は出来ないが、彼はポケットから小さな袋を取り出す。小さなうさぎのイラストがでかでかと描かれている赤い袋。
正直、一護が何を考えているのか分からないでいた。お年玉は自分の為に使うものだろ、それ如きに使うのは馬鹿げている。特に、僕の為に使うのは。
すると、彼は珍しく笑った。
「お前の為じゃねえ、俺がお前の雑煮食べたくて使うんだ。俺の為だろ?」
行こうぜ、ともう既に行く気満々の一護に今更帰れと言っても聞いて貰えないだろうと思い、しょうがなく一護と共に部屋を出る。
もう既に雑煮の材料の事を考え始めている自分に、少しだけ腹が立った。
隣では、自分よりも若干背が高いオレンジ頭が白い息を吐いている。
「結局君は何しに家に来たんだ」
「雑煮だって言ってんだろ」
「バレバレな嘘つくな、今思いつきましたみたいな顔してたじゃないか」
「…良いじゃねーか何でも」
「良くない、急に来られた僕の気持ちを考えろ!」
「へいへい、悪かった悪かった」
如何やら随分不機嫌らしい、憤りながら歩く雨竜を見つめて、一護は小さく呟く。
それは、彼の耳に届かないままに消えてしまった。
(逢いに来るのに、理由が必要なのかよ)
――――――――
家族全員でハッピーニューイヤーしてルキアに強請られて初詣行って一日の午後に織姫達に誘われてもう一回初詣行って(その中に雨竜がいなくて)遊子が大量に作った雑煮を食いながら「そういやあいつの雑煮が食いたいなぁ」って思って何だか無性に逢いたくなってどうしようかな行こうかなって悩んで行動に移したのが五日。
って言うもやもやがあればいいなぁ!(長い
ぐだぐだですがハッピーニューイヤー!今年もイチウリが幸せでありますように!
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