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2026年06月13日
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声(学園パロ・白恋)
2011年08月05日
とりあえずメモ程度に書いておく学園っぽい白恋
「朽木せんせー、カラオケ行きますよね?」
「……からおけ?」
目の前の綺麗な男は無表情ながらにキョトンとしながら恋次の言葉を疑問詞交じりに繰り返した。
恋次は首を傾げながら、あれ?と呟く。
「檜佐木先輩から聞いてませんか?」
「何をだ」
あの人言ってねぇのかよ、と恋次は小さく舌打ちをする。
白哉は何の事だかさっぱりだった。無表情で恋次を凝視すると、彼はことの経緯を話してくれる。
それは三日前の体育祭の話。
いつもながらに最高に盛り上がった体育祭の優勝チームが、恋次達のチームだった。
そこで、チームリーダーであった檜佐木修兵が「優勝祝いの打ち上げをしよう」と提案し、全員の意見を聞いた結果焼肉であった。
その二次会に選ばれたのがカラオケである。焼肉だけじゃ盛り上がらねーよ、というチームメイトの言葉だ。
当然修兵はその意見を飲み込んだ。
「っつーことで、先生達も二次会やりますよね?」
「断る」
「うっわ、即答かよ!」
手に持った資料から目を離さないままに、白哉の鋭い声が飛ぶ。
「肉の話は聞いている。経費を出すのは我々教師だが、生徒達の戯びにまでは出す気はない」
「あー、それなら檜佐木先輩が調子乗って全部俺持ちとか言ってたので大丈夫ですよ」
行きません?と再び首を傾げる。
別に構わないとも思うが、いく必要がない。白哉は文字の羅列を見ながらそう思った。
「貴様は行くのか」
「ん?俺は行きますよ一応。折角だし持つのは全部先輩だし」
「………仕事が残っていなかったら行く、と伝えておけ」
「わっかりました!」
ガッツポーズを決めながら嬉しそうに笑う恋次に無意識に顔が綻ぶ。表情が変わったわけではないのだが。
しかし白哉には、一つ大きな疑問があった。
「………恋次」
「なんすか?」
「『からおけ』とは何のことだ」
今度は恋次がキョトンとする番だった。
そうか、白哉はいいとこのお坊ちゃんで真面目で堅物なのだ。小さい頃すら想像出来ない完璧な男が、「カラオケ」という一般的な言葉を知らない、とは。
つい恋次は吹き出した。白哉の目が不審げに細まる。
「うわ、すみません。カラオケって、なんつーかな。簡単に言うなら歌歌いに行くことですよ」
「…うた?」
「なんかせんせーは歌上手そうですよね。声質的に」
「お前は歌は歌えるのか」
「俺は歌歌うの苦手ですよ。あんま声出ないんすよね。カラオケ行ってもあんまり歌わねーかも」
苦笑しながら手を振る恋次に向かって、白哉は「そうか」とだけ呟く。
そのときに、授業の始まりを知らせるチャイムの音が聞こえた。そのまま慌てて職員室を出て行こうとする恋次の腕を掴んで、一言小さく呟いた。
「私はお前の声は好きだ」
すぐに手を離して、早く教室に戻れと白哉は彼に背を向ける。
押し出されるように職員室から出て、教室までの階段を上りながら、あの人はいつも急だと少しだけ赤い顔を腕で覆い隠した。
――――――――
勢いだけで書いたのでぐだってる。台詞多い文を書いてしまうのは直さなくちゃな…
この後兄様は全員を虜にする美声を披露して恋次に唖然とされるんだよ!
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