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2026年06月16日
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俺の愛しい人

2009年09月21日
スコーンをたくさん作りすぎたから、あいつにも分けてやろうと思った。
別に会いたかったわけじゃない。本当だ。
………本当だ。

俺から直々に来てやったのに、あのメタボ野郎は気持ち良さそうに昼寝をしていた。
テーブルの上には、すげぇ色のお菓子が何個か並べてある。

「…ダイエットしてたんじゃねーのかよ…。」

食っちゃ寝食っちゃ寝してるから太るんだっつーの。学習能力がねぇのかこいつは。俺の弟なのに。というか俺の育て方が悪かったのか?
ともかく、せっかく来たのにこいつが寝てるんじゃ意味がない。さっさと起こしてやろう。
…………と思ったけど。

この野郎、ほんとに気持ちよさそうに寝てやがる。
……俺には起こせない。別にそれはこいつを起こすのが可哀想なだけで、寝顔が可愛いからとかそういうのではない。断じて。
よし、寝てるのなら今のうちにいろいろ悪戯してやろう。こんなチャンス二度とない。

………こいつ、意外と髪の毛がさらさらだ。俺はちんちくりんなのに(自分で言ってて悲しくなる)…。髪がさらさら、浮かんできたのはムカつくワイン野郎。いやいや違う、あいつとこいつは何も関係無い。こいつは俺の弟だからな。ワイン野郎と似てるところなんて絶対ない。絶対。
この金髪加減は明らかに俺似だ。うん、間違いない。

(寝てれば、昔みたいに可愛いのに…。天使みたいじゃねーか…。)

起きてる時のこいつを思い出す。ムカつく思い出ばっか………
……あれ?今そんなに可愛くないっけ?
今だって、昔と変わらず可愛いじゃねーか?
頬をつついてみる。柔らかい。少しつねってみる。流石に「…う~…」と呻いた。
無意識に、笑いが零れた。可愛いなぁ、と思った。

「……何で独立したんだよ……。」

ぽつりと、頭に浮かんだことを口に出す。
そのことを考えると、後悔ばかりが押し寄せてくる。無性に我慢できなくなって、こいつの髪をわしゃわしゃと掻き回した。
起きて欲しかったのかもしれない。
しかし奴は起きる気配を見せず、すやすやと夢の中。呆れた。

「……無駄か。」

腕に付けた時計を見てみる。ここにきてそう時間は経っていないが、俺も割と忙しい。
しょうがないから、持って来てやったスコーンを冷蔵庫にしまってやることにした。
俺って本当に面倒見がいいな。

とりあえず、こいつに毛布をかけてやって帰ろう。
こいつと話したいこともあったけど、寝てるんじゃしょうがないし。起こすのもあれだし。
さらさらした金髪が、少し名残惜しかったけど。
最後に、その金髪に。

「おやすみ、俺の愛しいアルフレッド。」


――――――――

なんか妙にアーサーが偉そうなのはあれです、俺のアーサーだからです。
最後の方でしかアーサーが名前呼んでないのは仕様です。
最後はアルの髪にちゅーしたんです。分かりにくいけど。
楽しかった!
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俺にとってのお前

2009年09月21日
俺は神子として生まれてきて。
神子だから生かされて。
神子だから、殺されかけた。

「神子」「神子様」「ゼロス様」

くだらない。くだらない。
好きで神子になったわけじゃない。
神子になりたかったのは、妹なのに。

いっそのこと、あの時死ねればよかったのに。
そうすれば、お袋も、妹も、何もかも、みんなが喜ぶんだ。俺が死んだってどうともしない。
俺が生かされてる理由は「神子」だから。
ああ、神子ってくだらない。

ある時、ロイド達に出会って。
俺はスパイ役を命じられて、仲間として行動することになった。ロイドのお人好しすぎる性格に驚いたけど、疑われてない。疑うはずがない。ロイドなら。
きっと最後には、俺みたいな裏切り者にピッタリな末路が待っていると信じて。

俺は、仲間を演じ続けて見せた。
でも、次第に。

「お前、悩みがあってもなさそうな振りするじゃん。」
「俺、ゼロスはがんばってると思うぜ。」
「ゼロスにも生きていてほしい。」
「信じてるから。」

こいつはどこまで見透かしているんだと思う発言の数々に、俺はどれだけ安心しただろうな。
ロイドが居るのなら、この世界も悪くない。
そう思った瞬間に、負けだとわかっていても。
俺は、そんなこと思っちゃいけないのに。

今、俺は。
「ロイド達を裏切りたくない」という気持ちが表れてきた。
ああ、最悪だ。
俺は死ぬはずなのに。
生きてちゃいけないはずなのに。

こんな思いをする前に、
やっぱりあの時、あそこで死んでればよかった。

生きたくなんか、なかったのにな。

――――――――

前の話のゼロスver。ゼロスはゼロスでたくさん悩んだと思うんだ…。
これでクラトスルートは、そりゃあゼロス死にたくなるわな。

私にとっての貴方

2009年09月20日
私は、神子として生まれてきて。
神子として生活して。
神子として生きて。
神子として、生かされてきた。

みんなが私を
「神子」「神子様」
と呼ぶ度に、「コレット」としての存在が薄れていくような気がして。

誕生日になる度に、みんなが私を祝うけど、それは「神子」として祝われているだけで、「コレット」として祝ってくれてるわけじゃないって。
分かってたし、気付いてた。
それでも私は神子だから、16年間、世界を救うために生かされて、世界を救うために死ぬんだ。
そういう運命なんだなって、認めてたから。
怖くはなかった。

それに、私は、ロイドがいる世界を救いたいんだ。
ロイドが笑っていられる世界になるなら、命の一つや二つ、投げ出すよ。ロイドが大好きだから。
私、ロイドがいるこの世界が大好きだから。
ロイドがいたから、この世界を護りたいって思えたから。
私が天使になっちゃって、私じゃなくなっても。
でも。

「天使になっても、コレットはコレットだろ。」
「天使になっても同じだ。一番最初に乗せてやるからな。」
「変じゃないよ。どんな姿になったって、コレットはコレットだ。」
「今度は、絶対にお前を守るから。」

ああ、そうだ。
何時でも、私の事を「コレット」だと、そう呼んでくれた。
そして、私が天使に近づく度に、とても悲しそうな顔をしてくれた。
私は、ロイドが大好きで。
ロイドがいるこの世界を護りたくて。
護るために、死に近づいて。
でも、そのたびにロイドは悲しい顔をして。

私、ロイドと一緒に居たいよ。
ロイドと一緒に、この世界に生きていたいよ。
生きたいよ。

死にたくなんて、なかったよ。

――――――――

神子である心境を勝手に妄想。
コレットは絶対死にたくないって考えたことあるよなぁ。
きっといろいろ苦しかったに違いない。ロイドが居てよかった。

あいつには、俺が居るから

2009年09月20日
「それじゃあ、ありがとうパオロさん!」

にっこりと笑いかけられると、そいつは分かりやすいくらい顔を赤らめていた。

ああ、こいつはファラが好きなんだ、と。

確かに、ファラは気がきく上に(無鉄砲に突っ走っていくけど)、困ってる奴を放っておけない(面倒に巻き込まれていくけど)性分だから、その優しさに好意を寄せる奴もいるんだろうな。

やめとけ、そいつは何も考えてないだけだ。勝手に突っ走っていくし、俺の意見全無視だし。暴力的だし自分勝手な所もあるし。

…………

お前には合わねぇよ。ああ、絶対合わない。
お前にはファラを止めることはまず不可能だからな。
これは俺が長年経験してきたから、直感でわかるんだよ。

ファラを止められるのは、俺しかいねぇんだから。


――――――――

あれ?意味不明。
しょーがねぇなぁ、なリッドが書きたかっただけ…?

まあ簡単に言うと、ファラに釣り合うのは俺だけだからお前は諦めろ。
っつーことですね(伝わりにくい!

無題

2009年09月05日
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