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一緒にいこう
いつもよりも遅い起床だと自分で自覚しながら、眠気を誘う気持ちの良い枕から頭を上げた。
同室であるはずの、自身がアニキと慕う十代と先輩である翔の姿が見えない。
どこかに出かけたのだろうか。といっても出かける場所は限られているので、きっとデュエルアカデミアに居るのだろうと考える。行くんだったら俺も起こしてくれれば良かったのにと小さく不満を漏らすと、黄色い制服をタンクトップの上に羽織り、ベッドから降りる。
寮の外に出ると、ほんのりと冷たい風が気持ちよかった。
さて、これからどうしよう。うっかり寝坊もしてしまったし、デュエルアカデミアに行って二人と合流しようか、でも今更行くのも面倒くさいなぁ、そんなことを考えながら、寮の前に突っ立っていた。
「Hey、Hey!ダイノボーイ!」
自分を呼ぶ声に顔を上げると、大きいウエスタンハットを被り、左目に包帯を巻いた長身の青年がこちらに手を振っている。小さく手を振り返した。
青年――ジムは、いつもの如く背中に大きすぎるくらいのワニを背負っている。
あれ重くないのかなぁとぼんやりと思うと、ジムが笑いながら剣山に走り寄ってきた。二言三言他愛ない挨拶を交わした後、ジムが両腕を大きく広げて楽しそうに口を開いた。
「なぁ!ここにある森は本当にBigだな!」
「そうザウルス?あんまり気にしたこと無かったドン。」
「ああ!そうだダイノボーイ、俺と一緒にこの森をExplorationしてくれないかい?」
「え、えくす……?べ、別に構わないザウルス。」
「Rally?!じゃあさっそくLet's Go!!」
ジムは子供のように顔をぱっと輝かせると、剣山の腕をぐいと引っ張って歩き出す。英語翻訳能力がさっぱりない剣山は、なにがなんだかさっぱりだった。
とりあえず森に行くという事だけは理解した。ジムが連れてくれるから大丈夫だと思っていたから、彼に任せることにした。
手を繋がれたまま、木々の間をゆっくりと歩く。「はぐれたら俺が困るから」と、ジムはにこりと笑って手を離さない。目を輝かせながら、所々に生えている植物や、足元を蠢く不思議な爬虫類を見回している。
急に飛びついて来た虫に短く悲鳴を上げると、「大丈夫だ。」そう剣山に言って、やはりにこりと笑う。
「ジム…、俺これ以上奥に進んだこと無いドン。」
「Oh、そうかのかい?なら奥に進むに越したことはない!」
「はぁ?!危険かもしれないザウルス!」
「No problem!大丈夫だ!」
ジムの考えていることは分からない。
「二人なら怖くはないだろう?」
でも、彼の『大丈夫』は、とても安心する何かがあって。
少しだけ躊躇った後、剣山が頷いたのを見て、ジムは満足そうに微笑んだ。
そうして、二人で歩きだす。
――――――――
なんかよくわかんない何この話!
十エドと亮吹の次にジム剣が好きです(何このマイナー道突っ走り!