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2026年06月13日
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ヨハ十エド 3

2010年06月23日

「はあぁー!楽しかったぁー!!」

満足そうに叫んで、地面にどさりと倒れこむ、青緑色の髪をした少年。
その少年と同じようなタイミングで、もう一人の、赤い制服を身に纏う少年も地面に倒れた。
二人の笑顔はよく似たもので、これまでにあった出来事を本当に楽しんでやっていたのだと理解させるには十分だった。
そんな二人を立ったまま睨む、一人の少年。何かを言いたげに二人を見下ろしながら、何かとても不満そうに顔を歪めていた。
それに気付いた青緑の少年が、立っているままの銀髪の少年に目を移した。

「おーいエド、お前なんで立ったままなんだ?座れよー」
「……うるさいお気楽馬鹿コンビ。」

顔をぷいっと背ける。そのまま溜息をついた。
馬鹿だ馬鹿だと思っていたが、まさかここまでデュエル馬鹿だったとは。迂闊だったとエドは思う。
青緑の少年、ヨハンと、赤い制服の少年、十代にデュエルをやろうとせがまれて、一回くらいならとさっさと折れた結果がこれだ。よく考えれば先刻までやっていたデュエルに、自分はずっと出場していた。
一回だと思っていた考えは甘く、いや甘すぎた訳で、最初にヨハン、十代の順で対戦、何とか勝利を収めたが、この二人のデュエルの腕はそこら辺のプロよりもよっぽど強いと感じる。実際、追い詰められていた。勝利を収めたのは自分の実力だと思っているが、運がよかったから、と言うことも十分にあり得るのだ。
しかもヨハンは負けると、「もう一回!もう一回だけやろう!」と、言い寄ってくる。その結果、「じゃあ俺も!」と十代が割って入り、結局は最初に逆戻り。

まぁ簡単に言って、エドは純粋に疲れていた。何故こんなにぶっ続けでデュエルを、しかもずっと同じ人間とばかりやっているんだと、デュエルをしながら虚ろに考えていた。

「エド、疲れてるんだよ。ずっとデュエルしてたから。」

十代が気付いたように、ヨハンに向き直る。ヨハンはそれを聞くと、納得したように頷いた。

「あー!そっかそっか!悪いなエドー」
「……わかってくれたなら別に良い。」

そう言って、歩き出そうとする。

「どこ行くんだ?」
「疲れたから船に戻って寝る。」

じゃあな、と進もうとしたら、二人に同時に足を掴まれて、エドは漫画のようなありえない転び方をした。
流石に本気で悪いと思ったのだろうか、十代とヨハンは驚いたような顔をした後、すぐに二人同時に立ちあがり、転んだまま起き上がらないエドに駆け寄った。

「ご、ごめんエド!大丈夫か?!」
「生きてるか?!生きてるか?!うわー本当にごめん!!」
「……お前らは僕に何か恨みでも持っているのか?」

くぐもった低い声が聞こえた。

「いや、疲れて寝たいんなら、ここで一緒に昼寝しようぜって思って…。」
「それで咄嗟に足を…。」
「なら口で言え!!一瞬本気で足がなくなったかと思ったぞ!!」

二人を見て怒鳴り声を上げるエドに、ヨハンと十代はしゅんとしながら『ごめんなさい』と謝る。
キッと吊り上げていた眉を少しずつ元に戻しながら、はぁとエドは再び溜息をつく。
十代とヨハンの間に座ると、地面に体を倒す。二人がキョトンとしていると、エドは二人を交互に睨みながら、

「僕はもうここで寝る。絶対起こすな。起こしたら思い切り殴る。十発殴る。」

短く、簡潔に念を押すと、エドは目を瞑って、そのまま小さく寝息をたててしゃべらなくなった。
少しの間、二人はポカンとしたままだったが、互いに目を見合わせて、似たような笑顔を浮かべた。
エドの隣にそれぞれ寝転ぶと、小さな声で、嬉しそうな声で、

「エドって良い奴だよな。」
「そうだな。」

十代とヨハンも、それぞれ目を瞑った。
何気ない事なのに、何故か、とても嬉しかった。


――――――――

なんかキャラの性格とかが全体的に迷子だが気にしない。しかもぐだぐだ
エドは「一緒に昼寝しよう」って言われたのが実は嬉しかった。だとかわいい。
十代とヨハンは何だかんだでエドが大好き。なのが理想。

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