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ヨハ十エド 2
ここはレッド寮。
何故僕はここに居るんだろう。
エドは自分が思っていた疑問を、自分の心に問いかけた。もちろん、答えは返ってこない。
右隣には、異常に楽しそうな遊城十代、左隣には、その十代よりも更に楽しそうなヨハン・アンデルセン。
……これは何の罰ゲームだろうか。
少し学園の方に野暮用があって、校長室の方まで足を運んだ。
用事を終わらせたら特に何もなかったから、適当に島をぶらついていた。
仕事の方も一旦区切りがついて、二日ほど暇を取れていた。とりあえずアカデミアに居れば退屈はしないだろうと考えていたが、まさか十代とヨハンに拉致られるとは誰も予想できなかった筈だ。
現に、エドは予想できなかった。
「…………おい。」
「うおーーやべぇぇマジでエドだぁぁ!!本物だよな?」
「当たり前だろ!エドの方から来てくれるなんて思ってなかったぜ!」
嬉しそうに笑う十代と、それをさらに上回る嬉しそうな笑いのヨハン。
彼らは楽しそうにデッキ調整をしている。エドと闘り合う気は満々のようだ。が、当のエドは未だに話について行けず、似た者同士の二人に挟まれたまま、ある意味困惑していた。
嫌な予感がする。いや、嫌な予感しかしない。
「エド!じゃあさっそくデュエルしようぜ!」
「は?ちょっと待て、急にそんなこといわれても」
「ヨハンの次は俺とデュエルな!てか三人一緒にやれたらいいのになー。」
「人の話を聞け!大体僕は忙しいんだ!」
二日は暇が取れているが。
驚くほど話を聞かない。この二人は何に取り憑かれているんだ、本気でそう思わざるを得ないエドである。
十代とヨハンは、顔を見合わせた。
「あれ?お前、二日は休み取れたって言ってなかったっけ?」
「なっ…何でお前が知ってるんだ!」
「いや、だってさっき校長室で。」
「盗み聞きしてたのかお前ら……。」
「違うって!エドが来たって言うから、捜してたらたまたま聞いちゃって。」
「これはチャンスだ!って思ってエドを待ち伏せしてたんだぜ。」
エドは頭を押さえる。こんなに頭が痛くなったのは久々だ。
忙しい、という逃げ道は塞がれてしまった。天然というのは恐ろしいものである。
別にデュエルがしたくない訳ではない。ただ、久しぶりの休息は、何もせず、ただぼんやりと過ごすのも悪くないと思っていただけだ。
しかし、この二人がタッグとなってかかってきた今、回避をする方がきっと難しい。
エドは、早々に折れた。
「………わかった。デュエルでも何でもするから準備させろ。」
「よっしゃぁ!!楽しみだなぁ!」
「やっぱそうこなくっちゃなっ!」
少しは人の気も考えて欲しい。切実にそう思いながら、エドは大きく溜息をついた。
――――――――
十代とヨハンがただのウザちゃんに!ゴメヌ
十代とヨハンのハイテンションコンビに挟まれて困っている(呆れている)エドを是非見たい。