[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
そつぎょう(九龍)
部屋の荷物は片付けた。
ひとつ残らず片付けた。
大切な友人たちから貰ったものも、全部全部詰め込んだ。
俺は今日、ここから居なくなる。
楽しい楽しい学園生活、長いようで、短いようで。
充実していた、今までの人生で、これ以上はないくらい。
満足だってしている。
思い残すことだって、未練だってない。
……はず、だったけど。
何かが足りない。何かが足りない。なにがたりない?
……ああ、
明日は、学園の卒業式だ。
友達みんなと約束した。
「みんなで卒業しようね」って。
どけど、今日で俺はここを出て行く。
それが命令だったから。
それが、「宝探し屋」としての、俺の、生き方だったから。
「宝探し屋」にしては、俺は人間らしく過ごし過ぎたのかもしれない。
平凡な日常、笑いあえる日々、信頼できた仲間
ずっと憧れていた、一人の人間としての人生。
それが過ごせただけで、俺はこの上なく幸せで
もうこの世界で俺が一番の幸せ者なんじゃないかって
人を信じることが、苦しくて、苦しくて、辛くて、悲しくて
そんな俺に、信じる力をくれたみんなが、大好きで、大好きで、大好きで
そんな俺も、今日、みんなよりも早い卒業をいたします
もう、あの元気な女の子の声を聞くこともない
大好きだったピアノを聴くこともできない
好きだった、あの子の姿ももう見れない
いつだって隣に居た、アロマのにおいはもう俺には届かない
でも俺は泣かない。感情を表に出しすぎてはいけないからだ
感情を押し殺す。俺はもう、ただの「宝探し屋」に戻ったのだから
みんなみんな、ありがとう。
君達に、いつまでも幸せがあるよう、心から願うよ。
これが、俺の最後の悪足掻き。
――――――――
意味もなく暗くしてみたが、うちの葉佩って卒業する時絶対こうゆうこと考える。
…当初はこれ主皆かこうとしたんだけど、あれ?