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2026年06月13日
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僕にできる唯一のこと 3

2009年10月31日

前回の続きです。

見るときの注意点
・マイソロ2のストーリーを基に作られています。
・基本的にストーリー通りですが、所々管理人の妄想があったり、実際には無い事も書かれています。
・ギャグは多分ありません。シリアスかほのぼのです。
・うちのマイソロ2の主人公視点で話が進みます。
・ライ(主の名前)×カノンノ しかありません。

それでも良いという方は追記より本編!



本当のことがわかってしまい、カノンノはどんな気持ちなのだろう。
パニールも心配そうだったし、二人の関係が壊れなきゃいいけど。
僕は、甲板に向かった。



甲板へ続くドアを開けると、冷たい風が顔に当たった。少し目を細めたら、ドアの隙間からカノンノとパニールの後姿が目に映る。
僕は、声を掛けようと口を開けた。

「パニ…」
「やっぱり…もういないんだ。…お父さんも…お母さんも……。」

カノンノ声が聞こえた瞬間、反射的にドアを閉めてしまった。
やはり、相当ショックを受けているようだ。声が震えている。絶望を感じているような、弱々しさ。
パニールは、伝えたのだろうか。カノンノに、あの事を。
立ち聞きなんてするつもりはなかったのに、その場から動けなかった。二人のことが気になる。僕は、再び少しだけドアを開ける。

「…そうよ、あなたのご両親は、もういないの……。災害事故で…。」

パニールが、本当に辛そうな声で言った。とうとう言ってしまった。カノンノはパニールを振り向くと、今までに、僕に見せたことのないような顔をして、パニールに詰め寄った。

「パニー…ル?何言ってるの…?だって、パニールが言ったんだよ?両親かもしれないって…!遠い所にいるって!!いい子にしてれば、迎えに来るって!!」
「ごめんなさい…!!貴方は、幼かったから…本当のことが言えなくて…!!」

カノンノはふらりとよろけ、膝をつく。項垂れたように下を向くと、小さく、震えた声でぼそりと呟いた。今にも泣き出しそうな、辛い顔。

「……本当に…もう、いないんだ……。…お父さんも、お母さんも……もう、会えないんだ……。」

カノンノは目から大粒の涙を零す。我慢の限界だったのか、声をあげて泣き始めた。

「……う…うぅッ……うあぁぁぁぁ……!!」
「カノンノ、ごめんなさい!本当にごめんなさい……!!」

泣くカノンノの傍に、パニールも泣きながら近づいて、カノンノの頭を小さい手で抱える。
僕は、ドアを静かに閉めた。ここにいてはいけないと、そう感じたからだ。
僕の胸にも、重い辛さが圧し掛かってくる。パニールだけが悪い訳じゃない。だって、僕も知っていたんだから。
でも結局は、僕はあの二人とは他人なんだなと、実感してしまった。僕には、あの二人の辛さを理解することができない。共有することができないんだ。

僕はディセンダーじゃないのか。人を救うことが仕事じゃないのか。
目の前の、あの子さえも救うことができないなんて、僕は一体何だというんだ。
僕は、何のためにここに存在するというんだ。

後で、パニールから詳しい話を聞こう。僕は、自分の部屋で休むことにした。



――――――――

第三弾。カノンノの悲痛な叫び声は実際に泣きそうになった。
自分の部屋なんてないのにね!こいつはどこに行こうとしてるんだ!
まだ続きます。
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