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2026年06月13日
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蒼に咲く桃

2011年05月15日
※学園パロ





「ウッドロウ様、ウッドロウ様!これあげます!」

背中に飛びついてきた少女は、正面を向いたウッドロウに手を差し出した。
拳の形を作っていた掌がゆっくりと開かれる。ちょこんと乗っていたのは、蒼いピン留め。
少し薄めの色。ウッドロウの髪の毛とよく似た色をしていた。
桃色の髪をした小さな少女は、嬉しそうにはにかみながら、それでいて少しばかり緊張したように顔を赤らめながら、彼の瞳を見つめていた。

「チェルシー、これは?」
「昨日お友達とお出掛けしたときに買ったんですっ!ウッドロウ様に、と思って!」

ウッドロウはチェルシーの掌のそれをまじまじと見つめる。少しラメが入っているのだろう、光に当たってところどころがきらきらと輝いている。小さく花の模様も見えて、とても細かい作品だなと感心した。

「あの!実は、私のとお揃いなんです!」

そういえば、と彼は視線を掌から彼女の額へと向ける。
今日はいつもと雰囲気が違うなと思っていたが、それは前髪に付いている桃色のピン留めの所為だったのかと漸く納得した。
少女の桃色の髪の毛よりも、少しだけ鮮やかな桃色。同じように小さな花の模様があしらえられていて、成る程、彼女によく似合うなとほんの少し微笑む。
しかし、同じような色だからかあまり目立たないのが勿体無い。
そんなことを考えていると、なかなかウッドロウが受け取ってくれなかったからだろう、チェルシーは少しだけ眉を下げながら、寂しげな声を出した。

「…ウッドロウ様、あんまりお気に召しませんでしたか…?」

しゅん、とチェルシーが肩を落とす。頭頂部に結わえられている髪の毛が、彼女の気分を表すかのようにへなりと元気なさげに垂れる。
ウッドロウは手を振りながら苦笑した。

「いや、済まない。とても嬉しいよ。ありがたく貰っておこう」

だが、とウッドロウは眼を伏せた。
彼女の手から蒼いピン留めを摘み取ると、そのまま少女の前髪に手を伸ばす。
桃色のピン留めをするりと滑らかな動きで抜き取られ、チェルシーは驚いて身体を硬くした。同時に、心臓が破裂しそうなくらいにばくばくと動き始める。
パチンと音を鳴らしてそれを開き、彼女の髪の毛に滑り込ませる。少し整えながら再びパチンと音を鳴らして閉じる。
指で摘んだままの桃色のピン留めで、自身の前髪を留める。
チェルシーはその様子をぽかんと見ているしかなかった。
ウッドロウは彼女の頭をゆるりと撫でながら、柔らかい笑みを浮かべる。

「チェルシーの髪の毛には、蒼い色がよく映えてとても綺麗だ」

対する私は桃色だ。どうだろう、似合うかな?
顔を真っ赤にしながら自身の前髪をぺたぺたと触っていたチェルシーは、ウッドロウからそう問われ、心底嬉しそうな笑顔を浮かべて元気に答えた。

「ウッドロウ様も、とっても綺麗ですよ!」


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ウドチェル萌え。最高に萌え。
お互いがお互いの色似合うって可愛い
それにしても学園っぽいけど学園じゃないな
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