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2026年06月13日
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暑くって、夏(勇者学:盾と杖)

2012年06月23日

こんなにも暑い日だというのに、あいつが長袖のシャツを着ているのを見たときは本気なのかと目を疑った。袖を捲ることもせず、いくら素肌にシャツ一枚だからといっても敢えて長袖にする意味がわからない。

夏の中盤ということで大分暑い季節になってきた。この時期、どう頑張っても肌寒いなんて感覚は得られないわけで、やっぱり俺はあいつの服装がいやに気になるのだ。
でも部室にいる分にはちょうどいいのかもしれない。暑がりな鋼野が馬鹿みたいにクーラーの温度を下げるから、教室や廊下と比べて確実に寒い。勇者と銘打つ反面、ヤツが一番地球温暖化に貢献してやがる。


「やっぱさみーからなのか?」
「や、別にそういうわけじゃあないんだけど」

今日は鋼野が来ないどころか、火野木やその他も珍しくいない。前者は家の手伝いで、後者の二人は知らん。どうでもいい。
その点杖はいつも暇なのか、誰もいないときでも部室でソファに寝転がってゲームに勤しんでいる。
クーラーも今日は控えめに稼働してるだけで、寒いことは全くない。でも相変わらず杖は長袖シャツを袖ボタンまできっちり掛けたままである(第一と第二ボタンは流石に外していたけど)。
一年生の時は普通に半袖だった筈だが今じゃこいつの半袖姿はレアなものとなっていた。

「ただ、焼けるのって嫌いなんだよね」

DSから全く目を離さないまま、ぽつりと呟かれた言葉に何故か俺は納得してしまう。
引きこもり紛いの部活に所属している俺たちの中で誰が一番もやしっこかと聞かれれば、まあそりゃ顧問の鋼野だ。しかしその次に来るのは間違いなく杖。運動が嫌いだと自身で豪語し、体育の時間は毎回木陰にいるのだ(それなのに人並み以上に運動神経がいいのだから本当に腹が立つ)。
引きこもり特有の青白い肌と身長の割に細っこいのがこいつの特徴だ。そういえば去年の夏の終わり頃、こいつの肌が焼けているというよりも腫れたみたいに真っ赤だったことを思い出す。

「オアフ行ったときは普通だったじゃん」
「そりゃあ、日焼け止めクリーム塗ってたし」
「女子か!」
「しょうがないじゃない、僕肌弱いんだよ」

そりゃ引きこもりだからだ。
という台詞は喉の真ん中で止めておいて、窓の外に目を移す。太陽の光がギラギラと眩しい。それがちょうどよく杖に降り注いでいる。少し気を使って光を遮るみたいに隣に腰かけたら、逆に暗いよと文句を言われた。


20120623


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最終巻を見ただけの感想だけど
みんな半袖の中、杖だけが変わらずずっと長袖だったことにすごい萌を感じた
因みにこれも二年生設定
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