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携帯ログ2/3
地雷があると思われるので一個ずつに分ける
2、黒♀青と黒♀火(黒バス)
※女体化なので注意してください
※♀青と♀火の名前は大華(たいが)ちゃんと大姫(たいき)ちゃんです
※やっちまった感はあるけど後悔はしてない
自分の名前が嫌いだと、彼女が言った。
どうしてかと問いかけると、響きが男っぽいからだそうだ。彼女自身かなりの男勝りで、そんな、女の子特有の悩みを抱えてるなんて思ってもみなかった。彼女も女の子なのだと、再確認した瞬間だった。
「タイキ…まあ、聞いただけなら男でしょうね」
「…カワイクねーから、やだ」
「漢字は可愛いですよ?『姫』じゃないですか」
彼女は不満そうに、ぶう、と頬を膨らませる。
本当はそんなことを考えている時点で相当可愛らしいのだが、口に出すと恥ずかしがった青峰さんに殴られるかもしれないので黙ったまま。
しかし、自分の名前に可愛さを求めていたなんて、意外すぎる。人は見かけによらないというが…という考えは失礼なので止めた。そもそもボクは青峰さんを可愛くないだなんて思ったことがない。というのも、彼女の姿を一番多く瞳に映しているのがボクだからだ。女の子らしい面だって誰よりも知っている自信がある。
でも彼女は、男性に舐められることが嫌いで女性扱いされることに抵抗する。それでいて男性扱いされると心の奥底に眠ってる女性としてのプライドが許さないらしい。
だからボクは彼女に対してあれ以上何も言わなかった(どっちかというと、言えなかった、が正しいのかもしれないが)。
もしかして彼女は、ボクからの言葉を待っていたのではないかと今更思う。大丈夫、貴女は可愛いですよと、誰かの口からそんな言葉を貰いたかったんじゃないかと思う。強くてかっこいい青峰さんも、ボクたちが思っている以上に女子の心を持っていたのだと、今更気付いたところで遅いのだけど。
そんな懐かしい話を思い出したのは、今の状況がその時と酷似していたからだった。
自分の名前が男っぽくて気に入らないと眉を寄せる背の高い女の子。
「タイガ、でしたっけ」
「おう」
「まあ、聞いただけなら男ですよね」
「…おう」
「でも、『華』は可愛らしいと思いますが」
「見た感じじゃ意味ねんだよ!」
悩み方も不貞腐れ方も、ボクの対応までがあのときと同じ。
高校で出会った火神さんは、色々と青峰さんに通ずるところがあった。男っぽい名前、男勝りな性格、高い背、バスケバカというところまでよく似ていると思った。
ただ前と違うといえば、ボクが少し大人になったこと。
あのときは躊躇ってしまったが、今思うと何故躊躇っていたのかがわからない。彼女に殴られるのなんて(まあ彼女の腕力はボクを吹っ飛ばすくらいなんて容易かったけど)そんな問題ではなかったのだ。あのとき思ったままの思いを吐き出してしまっていたとしても何も変わらなかっただろうけど、言わないよりはずっとマシだったんだろうと思う。少なくとも、複雑な乙女心をちょっとだけ解けたかもしれない。
もう青峰さんに伝えることはできなくなってしまったけど、今、目の前にいる女の子になら伝えることができる。
「名前なんて関係ないです。火神さんは十分可愛いんですから」
「なっ」
真っ赤に染まる顔が可愛い。言葉が出てこないのかぱくぱくと閉開する唇が可愛い。照れ隠しにボクを殴る動作が可愛い(しかしとても痛い)。そしてまたこの人があの日の彼女と被ったりする。目の前にいるのはかつて好きだった女の子ではなく、今現在一番大切である女の子。
「ボクはどんな火神さんでも可愛いと思います」
恥ずかしい言葉をさらっと言うなと、火神さんは怒っていたけど、ボクは恥ずかしいだなんて思わなかった。
だって、思ったままを言っただけだから。
20120731
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大華ちゃんも大姫ちゃんも可愛いと思います!
どっちも黒子っちの嫁だと思います!