[PR]
2026年06月13日
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
守るお前と守られる俺
2009年10月04日
無理をしていたわけじゃない。
大体、一番疲れているのは前線で戦っているあいつの方だ。
俺さまはあいつが守ってくれてる中で、後ろから魔法を唱え続けるだけ。
たまーに前に出て戦ったりするけど、やっぱり俺さまに前線は合わないようだ。
今日も今日とて、後ろの方で魔法を唱える。敵を攻撃したり、仲間を回復したり。
……まぁ、はっきり言って回復も魔法も、すんごくだるいんだわ。
集中するから、気力が続かなくなったり、詠唱途中で邪魔されたりしたら、集中が急に切れてすんごい疲労が圧し掛かる。
魔法で疲れているのはジーニアスのガキもリフィル様も同じようなもんだけど。
一応俺さま、前線でも戦ってんのよね。
疲れた疲れた疲れた。
街まであと少しだって言うのに、弱音を吐きたくなった。
とうとうジーニアスとリフィル様はパーティから抜けた。ようやく休めるわけだ。
でも、俺さまは外れなかった。何故かというと、俺さまが外れるとパーティには回復役がいなくなる。しかも二人が抜けたパーティ編成はロイド、コレットちゃん、プレセアちゃんと来た。
コレットちゃんはいいとして、問題は二人だ。この二人は前線で、しかもあり得ないほどズバズバ突っ込んでいくから、生傷が絶えない。女の子なんだから、体大切にしろよなプレセアちゃん。
さっきは前線がロイドだけだったし、俺さまとリフィル様で回復が二人いた。から、何とかなったけど、俺さま一人で回復が間に合うか心配だ。ま、前線が二人な分、守りが固くなるからいいんだけど。
とか何とか考えてる間に、再び敵さんのお出ましだ。お呼びじゃねーってのに。
ああもう、体がだるい。
「ゼロス、お前さ、大丈夫なのか?」
は?何が?
「リフィル先生がいなくなって、回復とか辛いだろ。俺ら、傷多いし。」
おやおや、心配してもらっちゃってる?全然大丈夫だって、心配ご無用。……と言いたいところだけどね、ぶっちゃけすんごく疲れてる。さっきロイドくん達が止め切れなかった敵にやられた腕は痛いし、攻撃魔法に回復魔法に剣まで使って前線とか、何これどんだけ俺さま頑張ってんのって感じだけど、最初に言った通り、魔法使ってる奴よりも前線で戦ってるロイドくん達の方が大変なんだってわかってる。だから俺様がこんな我儘言えるはず無いのよ。
「何だよロイドくん、心配してくれてるわけ?お前らの方が大変なんだし、変な気使うなよ。俺様はぜんっぜん平気だぜ~。」
「嘘言うなよ。お前、さっきよりも顔色悪いぞ。」
そういうことは言わないでほしい。せっかく我慢してんだから、気付いたことをズバズバ言うな。
こいつは無駄に人の心の中を読んだりちっさい表情もよく見ているので、少しでも表情を崩したら負けだ。俺さまはいつもの笑顔を見せる。
「そんなこと無いって。俺さまの事ばっかり気にしてると、敵に隙を見せちまうぜ?そしたら俺さまの仕事増えるからさぁ、心配してくれてるんだったら頑張ってくれよ?」
そしたら、ロイドは予想外にも悲しそうな表情を見せたから、少しビビった。
「……ごめん。俺が怪我したり、敵を止められなかったせいでお前の仕事増えてるんだもんな…。何だかんだで、後方も前線もどっちも任せてるんだもんな……。」
ロイドくんの目線は、俺さまの怪我した腕。グミをもっと買い足しておくんだったな。少ないから使うわけにもいかないし、力を保存しておくために自分には治癒術をかけないようにしている。
こんな怪我、大したことは………痛いけど、あまり気になるほどじゃない。何だかロイドくんは自分が悪いと思ってるみたいだ。冗談、そんなことあるわけない。
「これは俺さまの不注意だぜ?お前が気にすることなんてなんもねーよ。」
「でも、後ろを守るのは俺たちの役目なのに…。」
どうしたらロイドの元気が元に戻るだろうか。下手に慰めたら逆効果になるだろうか?
俺さまなりに考えてたら、ロイドくんは顔をあげて、俺さまの肩をがしっと掴んできた。
何だよ、と聞こうとした時―――
「ごめん、次は、絶対にお前を守るから。そんで、俺も怪我しないように頑張るから!」
あ……うん、わかった…頼りにしてるぜ。
そう返すと、ロイドは人懐っこい笑顔でにこりと笑って、俺さまに背中を向けて走り出した。他の奴らのところに行ったんだろう。
……こんな面と向かって『守る』なんて言われたのは初めてだった。何時も、自分も身は自分で守っていたから。守られるなんてまっぴらだったから。
くそ、と思って俺さまは掌で顔を覆った。
ロイドに守られるなら、と、思ってしまった自分がいた。
――――――――
遠まわしですがロイゼロです。これはロイ←ゼロな感じかな?ゼロス一人称。
人に面と向かって「お前を守る」っていえるロイドは男前すぎると思う。
ていうか短くしたいのにどうしてこうも長くなるのか。
大体、一番疲れているのは前線で戦っているあいつの方だ。
俺さまはあいつが守ってくれてる中で、後ろから魔法を唱え続けるだけ。
たまーに前に出て戦ったりするけど、やっぱり俺さまに前線は合わないようだ。
今日も今日とて、後ろの方で魔法を唱える。敵を攻撃したり、仲間を回復したり。
……まぁ、はっきり言って回復も魔法も、すんごくだるいんだわ。
集中するから、気力が続かなくなったり、詠唱途中で邪魔されたりしたら、集中が急に切れてすんごい疲労が圧し掛かる。
魔法で疲れているのはジーニアスのガキもリフィル様も同じようなもんだけど。
一応俺さま、前線でも戦ってんのよね。
疲れた疲れた疲れた。
街まであと少しだって言うのに、弱音を吐きたくなった。
とうとうジーニアスとリフィル様はパーティから抜けた。ようやく休めるわけだ。
でも、俺さまは外れなかった。何故かというと、俺さまが外れるとパーティには回復役がいなくなる。しかも二人が抜けたパーティ編成はロイド、コレットちゃん、プレセアちゃんと来た。
コレットちゃんはいいとして、問題は二人だ。この二人は前線で、しかもあり得ないほどズバズバ突っ込んでいくから、生傷が絶えない。女の子なんだから、体大切にしろよなプレセアちゃん。
さっきは前線がロイドだけだったし、俺さまとリフィル様で回復が二人いた。から、何とかなったけど、俺さま一人で回復が間に合うか心配だ。ま、前線が二人な分、守りが固くなるからいいんだけど。
とか何とか考えてる間に、再び敵さんのお出ましだ。お呼びじゃねーってのに。
ああもう、体がだるい。
「ゼロス、お前さ、大丈夫なのか?」
は?何が?
「リフィル先生がいなくなって、回復とか辛いだろ。俺ら、傷多いし。」
おやおや、心配してもらっちゃってる?全然大丈夫だって、心配ご無用。……と言いたいところだけどね、ぶっちゃけすんごく疲れてる。さっきロイドくん達が止め切れなかった敵にやられた腕は痛いし、攻撃魔法に回復魔法に剣まで使って前線とか、何これどんだけ俺さま頑張ってんのって感じだけど、最初に言った通り、魔法使ってる奴よりも前線で戦ってるロイドくん達の方が大変なんだってわかってる。だから俺様がこんな我儘言えるはず無いのよ。
「何だよロイドくん、心配してくれてるわけ?お前らの方が大変なんだし、変な気使うなよ。俺様はぜんっぜん平気だぜ~。」
「嘘言うなよ。お前、さっきよりも顔色悪いぞ。」
そういうことは言わないでほしい。せっかく我慢してんだから、気付いたことをズバズバ言うな。
こいつは無駄に人の心の中を読んだりちっさい表情もよく見ているので、少しでも表情を崩したら負けだ。俺さまはいつもの笑顔を見せる。
「そんなこと無いって。俺さまの事ばっかり気にしてると、敵に隙を見せちまうぜ?そしたら俺さまの仕事増えるからさぁ、心配してくれてるんだったら頑張ってくれよ?」
そしたら、ロイドは予想外にも悲しそうな表情を見せたから、少しビビった。
「……ごめん。俺が怪我したり、敵を止められなかったせいでお前の仕事増えてるんだもんな…。何だかんだで、後方も前線もどっちも任せてるんだもんな……。」
ロイドくんの目線は、俺さまの怪我した腕。グミをもっと買い足しておくんだったな。少ないから使うわけにもいかないし、力を保存しておくために自分には治癒術をかけないようにしている。
こんな怪我、大したことは………痛いけど、あまり気になるほどじゃない。何だかロイドくんは自分が悪いと思ってるみたいだ。冗談、そんなことあるわけない。
「これは俺さまの不注意だぜ?お前が気にすることなんてなんもねーよ。」
「でも、後ろを守るのは俺たちの役目なのに…。」
どうしたらロイドの元気が元に戻るだろうか。下手に慰めたら逆効果になるだろうか?
俺さまなりに考えてたら、ロイドくんは顔をあげて、俺さまの肩をがしっと掴んできた。
何だよ、と聞こうとした時―――
「ごめん、次は、絶対にお前を守るから。そんで、俺も怪我しないように頑張るから!」
あ……うん、わかった…頼りにしてるぜ。
そう返すと、ロイドは人懐っこい笑顔でにこりと笑って、俺さまに背中を向けて走り出した。他の奴らのところに行ったんだろう。
……こんな面と向かって『守る』なんて言われたのは初めてだった。何時も、自分も身は自分で守っていたから。守られるなんてまっぴらだったから。
くそ、と思って俺さまは掌で顔を覆った。
ロイドに守られるなら、と、思ってしまった自分がいた。
――――――――
遠まわしですがロイゼロです。これはロイ←ゼロな感じかな?ゼロス一人称。
人に面と向かって「お前を守る」っていえるロイドは男前すぎると思う。
ていうか短くしたいのにどうしてこうも長くなるのか。
PR
Comment