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2026年06月13日
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奪われちゃった
2010年01月13日
ちょっと女性向けです。
女性向けっていっても、ちゅーしてる程度です。
ちなみにアスヒュです。
女性向けっていっても、ちゅーしてる程度です。
ちなみにアスヒュです。
いつもと雰囲気が違う格好をした、ストラタ軍少佐。ストラタ軍の暑苦しい軍服ではなく、今時の若者の軽い服装に身を包んでいた。
「ねこにんの里」という、何とも言えない不思議な空間にて、『ねすぎ』というねこにんに仕立ててもらった服だ。
ヒューバートが連れていかれたとき、正直アスベルは心配でたまらなかったわけで、帰って来た時はものすごく安心した。ねこにんとは、可愛らしい外見だが未知の生き物だ。どんな行動をするかわかったもんじゃない。
いつもと違う弟に「似合ってるなぁ」なんてはにかんで思っていたら。
油断していたのである。
まさか誰も、ねこにんにキスされるなんて思ってもいなかったわけだ。
男への態度と女への態度が違う時点で気付くべきだった。
そんな出来事の後から、アスベルは不機嫌、というかなんというか。
キスをされた後に呆然として立っているヒューバートを引っ張って、仲間の声も聞こえないかのようにさっさとねこにんの里から出て行った。
仲間もその光景に呆然とする。たかがねこにんにアスベルが嫉妬しているのだとすると、そこまで行くと『弟想い』も少し重症である。
「…アスベル、怒ってたね。」
「…ええ、そうね、アスベル、怒ってたわね…。」
突っ込む気力も生まれないまま、シェリアはソフィの言葉に遠い目で頷いた。
――――
「ちょっ、兄さん?兄さんっ!」
戻ってきた場所は、故郷・ラント。
ラントでは、当然アスベルとヒューバートの姿は知れ渡っている。しかし、今のヒューバートは正直誰だかわからないくらい別人のような格好だ。人々の視線が痛い。
せめて着替えさせてほしいと、ヒューバートはアスベルを呼ぶが、アスベルは聞こえてないようにずんずんと歩いている。掴まれた腕は、離してくれる見込みがないくらいがっちり掴まれていて、痛いくらいだ。一体どこに向かっているんだと思っていると、目の端にラント家の屋敷が見えた。
アスベルは屋敷に入ると、自分たちの部屋を目指す。
部屋に入るなり、アスベルは勢いよく扉を閉める。キッと兄に睨まれ、少しだけびくりとする。怒られるような事をした記憶はない。ヒューバートは困惑するしかなかった。
「……に、にい、さん?」
「………何でそんなに無防備なんだ。」
「は?」
漸く口を開いたと思ったら、よくわからない単語を口走る。無防備?何の事だ?
ポカンとしているヒューバートに対して、アスベルが再び怒ったように言う。
「お前は何でいつもそうやって無防備なんだ!そんなだからねこにんにキスなんてされるんだよ!」
いまいち怒っている理由を掴めない。確かにねこにんだからという事で、少し油断していたかもしれない。
しかし、攻撃をされたわけではないし、ねこにんにキスをされたからって、どうということもない。流石に驚きはしたが、一種の戯れだと思えば可愛いものだ。
「兄さん…何を怒っているんですか?キスくらい別に良いじゃないですか(ねこにんだし)。」
「……キスくらい、良いのか?本当に良いのか?」
なぜそこまで聞いてくるのか謎だったが、ヒューバートは頷く。すると、アスベルは意地の悪そうな顔を見せた。こんな顔、七年前の顔みたいだな、と悠長に思っている暇はないと、思ってから気付いてしまった。ために、反応に遅れた。
肩を掴まれたと思ったら、アスベルにそのまま抱きしめられる。本当に急だったため、一瞬何が怒ったのか分からなかった。抗議の声を上げようとヒューバートが口を開ける。
その瞬間に唇を塞がれてしまい、抗議の声は出せずじまいだった。
「…………っ!!」
顔を真っ赤にして口をパクパクとさせる様が金魚みたいだなぁと思いながらも、アスベルはにこりとヒューバートに笑いかけた。悪戯に成功した、子供のような笑顔で。
「キスくらい、良いんだろ?」
「ぼっ、ぼくはねこにんの話を……っ!!」
――――――――
アスヒュの甘々なお話が見てみたいです。
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