[PR]
2026年06月13日
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
幸せについて本気出して(P4:主完)
2012年05月01日
「ねえ、ごめんよ」
「俺は望んでなかったんだ。俺はただ傍に居れればそれでいいって、ただそれだけで、あとはなんにも望んじゃいなかったんだ」
「ねえ、ごめんな」
「好きなんだよ。傍にいるだけじゃ足りないんだ。好きなんだ。お前のことが」
「お前が俺のこと好きじゃなくてもいいやって、お前に好きな子が居てもいいやって」
「お前が幸せなら俺も幸せだし、だなんて思ってたけど、違うんだ」
「ごめん、ごめんな」
「好きだよ。だから抱き締めたいしキスしたいしエッチだってしたいと思うよ」
「俺は結局、駄目なんだ」
「お前が俺を好きで居てくれないことがこんなにも辛い」
「ねえ、どうして俺のことを好きになってくれないの」
「ねえ、俺っておかしいのかなあ」
先輩は子供のように泣きじゃくりながら拙い口調で一気に吐いた。
俺は直斗が好きだった。同性愛は嫌いだった。
それなのになんでだろう。この人のことをどうしても放っておけない。
どうして先輩が泣きながら謝るのか、わからなかった。
どうして先輩が俺のことが好きなのか、わからなかった。
それから、どうして俺が泣いてるこの人を無性に愛しく思うのか、理解できなかった。
「先輩は、どうしてそんなに謝るんですか。俺、嬉しいです。先輩からの好意」
「違うんだよ、違うんだよ、俺のそれはそんなに綺麗なものじゃないんだ。俺、俺は」
「先輩…」
「俺は傍に居たいだけだったのにお前を本気で好きになる道を進んだんだ、本当は誰にも渡したくないんだ。直斗との恋なんて破局すれば良いなんて思ってたし、同性愛者でいてほしいだなんて思ってた。お前の幸せは俺の幸せだとか言っておいて、結局はお前の不幸ばっかり願って、それで俺が幸せになろうとしてただけなんだ」
「……」
「ごめん、ごめんね完二。俺みたいなのがお前を好きでごめん。でも、でも。軽蔑したっていいし殴ってもいい。もう二度と口を聞かないってんならそれでもいい。でも、でも」
俺のこと嫌いにならないで。
先輩はとうとうびーびーと泣き出した。
俺の中のかっこいい先輩のイメージとはかけ離れた姿に少し狼狽しながらも、やっぱり俺がこの人を放っておくことはなかった。
謝らないでくださいよ。泣くなんて先輩らしくねーよ。
先輩の頭を撫でてみると、その人はびくりと肩を揺らした。何だか普段と立場が逆転したみたいだ。
「なあ先輩。先輩が泣いてると俺不幸ッス。俺が幸せになっても先輩が泣いてんじゃあ、俺幸せになれねーよ」
「……」
「笑ってる先輩が好きですよ」
勢いよく首に抱き付かれてそのまま後ろに倒れた。
近付いた頭をもう一度撫でると、先輩がこっちを見た。少し幼さが残る整った顔立ちは、今は涙でぐちゃぐちゃに歪んでる。やっぱり涙なんて似合わないと思った。
俺はやっぱり直斗が好きだし、同性愛も嫌いだ。
でも俺の日常の中には常に先輩の優しい笑顔があって、その笑顔に支えられて今の俺が居る。
俺の幸せに先輩の存在は必要不可欠で、恋愛だとか同性愛だとか友情だとかそういうの全部抜きにしても、俺はこの人の笑顔を一番に望んでいたのだ。
だから、早く泣きやんでくださいよ。
――――――――
考えてみた。タイトルはポ/ル/ノ/グ/ラ/フ/ィ/テ/ィから
いろんな主完サイト様を見てるとやっぱり主人公が傍若無人で完二が泣いてる作品が多めだなあと思ったのでとりあえず主人公のほうを泣かせてみた
わたしこういう話好きなあ
「俺は望んでなかったんだ。俺はただ傍に居れればそれでいいって、ただそれだけで、あとはなんにも望んじゃいなかったんだ」
「ねえ、ごめんな」
「好きなんだよ。傍にいるだけじゃ足りないんだ。好きなんだ。お前のことが」
「お前が俺のこと好きじゃなくてもいいやって、お前に好きな子が居てもいいやって」
「お前が幸せなら俺も幸せだし、だなんて思ってたけど、違うんだ」
「ごめん、ごめんな」
「好きだよ。だから抱き締めたいしキスしたいしエッチだってしたいと思うよ」
「俺は結局、駄目なんだ」
「お前が俺を好きで居てくれないことがこんなにも辛い」
「ねえ、どうして俺のことを好きになってくれないの」
「ねえ、俺っておかしいのかなあ」
先輩は子供のように泣きじゃくりながら拙い口調で一気に吐いた。
俺は直斗が好きだった。同性愛は嫌いだった。
それなのになんでだろう。この人のことをどうしても放っておけない。
どうして先輩が泣きながら謝るのか、わからなかった。
どうして先輩が俺のことが好きなのか、わからなかった。
それから、どうして俺が泣いてるこの人を無性に愛しく思うのか、理解できなかった。
「先輩は、どうしてそんなに謝るんですか。俺、嬉しいです。先輩からの好意」
「違うんだよ、違うんだよ、俺のそれはそんなに綺麗なものじゃないんだ。俺、俺は」
「先輩…」
「俺は傍に居たいだけだったのにお前を本気で好きになる道を進んだんだ、本当は誰にも渡したくないんだ。直斗との恋なんて破局すれば良いなんて思ってたし、同性愛者でいてほしいだなんて思ってた。お前の幸せは俺の幸せだとか言っておいて、結局はお前の不幸ばっかり願って、それで俺が幸せになろうとしてただけなんだ」
「……」
「ごめん、ごめんね完二。俺みたいなのがお前を好きでごめん。でも、でも。軽蔑したっていいし殴ってもいい。もう二度と口を聞かないってんならそれでもいい。でも、でも」
俺のこと嫌いにならないで。
先輩はとうとうびーびーと泣き出した。
俺の中のかっこいい先輩のイメージとはかけ離れた姿に少し狼狽しながらも、やっぱり俺がこの人を放っておくことはなかった。
謝らないでくださいよ。泣くなんて先輩らしくねーよ。
先輩の頭を撫でてみると、その人はびくりと肩を揺らした。何だか普段と立場が逆転したみたいだ。
「なあ先輩。先輩が泣いてると俺不幸ッス。俺が幸せになっても先輩が泣いてんじゃあ、俺幸せになれねーよ」
「……」
「笑ってる先輩が好きですよ」
勢いよく首に抱き付かれてそのまま後ろに倒れた。
近付いた頭をもう一度撫でると、先輩がこっちを見た。少し幼さが残る整った顔立ちは、今は涙でぐちゃぐちゃに歪んでる。やっぱり涙なんて似合わないと思った。
俺はやっぱり直斗が好きだし、同性愛も嫌いだ。
でも俺の日常の中には常に先輩の優しい笑顔があって、その笑顔に支えられて今の俺が居る。
俺の幸せに先輩の存在は必要不可欠で、恋愛だとか同性愛だとか友情だとかそういうの全部抜きにしても、俺はこの人の笑顔を一番に望んでいたのだ。
だから、早く泣きやんでくださいよ。
――――――――
考えてみた。タイトルはポ/ル/ノ/グ/ラ/フ/ィ/テ/ィから
いろんな主完サイト様を見てるとやっぱり主人公が傍若無人で完二が泣いてる作品が多めだなあと思ったのでとりあえず主人公のほうを泣かせてみた
わたしこういう話好きなあ
PR
Comment