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2026年06月13日
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火神君とテツナちゃん(黒バス:女体化あり)
2012年09月07日
※黒子が女体化でテツナちゃん
※テツナちゃんだから火黒に見えるけど私自身は黒火精神で書いてる
※でもどれかというと火←←(ry)←←黒
※個人的にテツナちゃんは僕っ娘なので女体化してるかどうかわからないっていう
※テツナちゃんは火神厨
※テツナちゃんだから火黒に見えるけど私自身は黒火精神で書いてる
※でもどれかというと火←←(ry)←←黒
※個人的にテツナちゃんは僕っ娘なので女体化してるかどうかわからないっていう
※テツナちゃんは火神厨
「ん?どうしたんだ?」
「さっきバスケやってる時、この子が足捻っちゃって…」
「マジで?誰か保健室に運んでやれよ」
「おい、火神出番だぜ」
「あ?なんでオレなんだよ…」
「このクラスで一番デケーのオマエだし、火神なら女子も安心して任せられんだろ?」
「どーゆう意味だよ」
「いいからいいから、さっさとおぶって行けよ!」
そんな会話を脇で聞いていた僕は、膨れっ面だった。
火神君はとっても優しい。しかも頼りになる。そのうえ下心がない。怪我をした時、女子は必ずと言っていいほど火神君を指名する。
それをきっかけに火神君に恋をしてしまう女子が少ないことが救いだったけど、一部の子は確実に落ちる。なんと言っても火神君はイケメンで可愛くてかっこよくて優しい。彼は純粋で鈍感だから、そんな淡い思いには全くと言っていいほど気付かないのも救い。
だけど。だけどだけどだけど。
(火神君は僕のなのに)
別に告白もしてないし付き合ってもいない。でも火神君は僕のです。これだけは絶対に譲れません。
クラスの名も知らない女子。基本火神君のことしか眼中にない僕は、クラスメイトの半分の名前を未だに覚えていない。いいんです、どうせ火神君も覚えてないんだから。
女子を背中に乗せるために丸めた背中と折り曲げた膝、しっかりと支える大きな手と、「ちゃんと掴まってろよ」と確認する優しい声と、少し心配そうに下げた二股眉。
僕は火神君に抱えられたこともなければ、おぶって貰ったこともない。何故かと言われれば僕の影が薄いから。バスケをやってもパスしかしないしバレーはいつも補欠だし(影が薄いから補欠がいることも忘れられてしまうのです)、バドミントンは火神君の傍に行く。つまりおぶって貰えるほどの怪我をしない。
羨ましい。羨ましい。それはもうすごく羨ましい。
正直な話、羨ましいというより妬ましい。
「さすが火神、軽々と持ち上げんなー」
「お前らお似合いだぜー。ヒューヒュー」
君たちが火神君におぶって行けといったくせに、なんだその冷やかしは。
女子は顔を赤らめて、火神君の背中にしがみついた。
むかむかする。イライラする。
火神君の顔は見えなかった。
今の僕なら金属バットの一つや二つ、怒りで真っ二つにできる。………さすがに無理そうなので、鉛筆くらいにしておきます。
いつも一緒にいるはずなのに、僕と火神君はお似合いだなんて一回も言われたことがなかった。
多分ありすぎる身長差とかも理由の一つなんだろうけど、一番は印象の違いだと思う。
火神君がワイルド系イケメンなのに対して、僕は影が薄い物静かな女の子。性格が真逆だから、釣り合わないように見えるんだろうとわかっていた。
僕は背も低いし胸もないし影も薄いし女の子らしいところもそんなにない。
僕がもう少し可愛ければ、と考えたこともあるが、可愛いからと言って火神君が振り向いてくれるものでもない。だったら普段の僕で彼の傍に少しでも長くいようと思っていた。
そんなことを考えると、体育館から出て行こうとする火神君の姿を見ながら切なさで胸がいっぱいになった。
それと同時に、頭を強い衝撃襲った。ガインという音と共に目の前に光が飛ぶ。次にはずきずきとこめかみに痛みが走って、わけもわからないまま横倒れになった。
「く、黒子さん!!!」
名前を呼ばれてなお、状況が理解できなかった。未だ続く痛みと、体育館の床の冷たさだけが体に伝わる。傍らにはバスケットボールが転がっていて、多分これが当たったんだろうとだけ思う。
「黒子さん、大丈夫?!」
「ごめんなさい!!て、手元が狂って…!!」
どうやら隣のコートでバスケをしていた女子たちの零れ球が僕のほうに飛んできたらしいのだった。どんなパスをすれば僕の方に飛んでくるのかは些か疑問だが、素人女子のバスケならばなかなかにめちゃくちゃなやり方をしているのできっと飛んでくることもあるのだろう。
僕は大丈夫ですと言ってとりあえず立ち上がる。まだ目の前がぱちぱちしてるけど、まあこれくらいならどうということもありません。
僕が怪我をしない理由には、頑丈であることでもあった。中学時代のバスケ部の時から頭には何度も当ったことがあるし、慣れてしまった。
せめて足を怪我していたら火神君におぶって貰えたのになあ、なんて残念に思う。
ボールの当たったこめかみを指で触る。
前に、大きい手が僕の頭に伸びてきた。
優しく触れられて思わず身を固くしてしまった。
「え、」
「黒子っ…大丈夫か?」
俯きがちだった顔を上げたら、火神君の顔が近くて驚いた。といっても表情には出ていないから全然動じてないように見えると思うけど、内心なんて心臓がバクバクで。
どうしてこんなに火神君が近くに。なんでどうして。火神君の汗の匂いが鼻につく。かがみくんのにおい。
「かがみく、ん」
「保健室、行くか?」
「……いいえ、大丈夫、です」
「顔色青白いくせに強がんな、連れてってやるから」
火神君はおぶってる女の子に「ごめんな」とだけ呟いて、その子を他の女子に支えさせると勢いよく僕を抱え上げた。
念願のおんぶではなく、予想外のお姫様抱っこ。
ただでさえ小さい僕が火神君に抱えられると更に小さくなったように思える。いつもより高い目の前の世界と、肩をきゅっと抱いてくれる大きくて温かい手のひらと、普段よりずっと近い火神君との距離。
どきどき。心臓の音が聞こえそうなくらいどきどきしてる。
そのまま素早く移動する彼の胸に寄り添うみたいに頭を預けると、心音が伝わってくる。驚いたことにどうやら火神君もどきどきしてるみたいだった。
上を見上げると真剣な目をして前をまっすぐ見る火神君の顔。
かっこいい。
(火神君、火神君。僕の火神君)
「好きです火神君」
そういったとき、少し早かった彼の心臓の動きがもっと早くなったのを感じて、僕は幸せに満ち溢れた。
「この前の体育の時間、火神が黒子さんをお姫様抱っこで運んで行ってたんだよねー」
「あの二人って付き合ってないんでしょ?」
「そうなの?もう両思いなんだから付き合っちゃえばいいのにね」
「黒子さんが火神君のこと好きなのは知ってたけど、あっちも黒子さんのこと好きだったんだ?」
「そりゃ、あんだけ一緒に居ればねぇ」
「それに、火神の黒子さんを見る目、いつも優しいしね」
「あの二人、性格は真逆だけどすっごくお似合いだと思うなあ」
そんな女子の会話を聞いたのは、僕と火神君が両思いだと発覚してから三日目でした。
僕たちお似合いですって、火神君。
火神君に寄り添えるのも、顔を赤くしてそっぽを向く仕草を間近で見るのも、でも差し出した手に指を絡めてくれる優しさも、全部を全部ひっくるめて。
最高に幸せです。
――――――――
テツナちゃんはかがみんに首ったけ!
これ全然火黒♀ですね…まあ火黒もいいんですけどね!
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