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2026年06月13日
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触りたい

2010年10月26日
社長にょたな城海
最近にょたを描こうとすると必ず最初に社長になるんだ…
社長は見れば見るほど可愛い子だと思う

つかこの頃城海の事ばかり考えている…これが恋ですね
僕は城海に恋をする

ほんとは闇表とかバク獏とかマリマリとか書きたいこといっぱいあるんだけど考えれば考えるほど城海に辿り着くのだった…
うえーい\(^o^)/





何だか先程から目の前の男の様子がおかしい。こちらをちらちら見て、雑誌に目を戻して、そしてまた見て、自身の掌を見つめ、またこちらを見る……という行為をかれこれ五分くらい続けている。
別にこちらに害がある訳ではないが、はっきりとしないその男に若干の苛立ちを覚える。言いたい事があるのならいつものようにはっきり言えば良いだろうに、黙々と本を読みながらも、彼女は小さくそう思った。
目の前の男、城之内の動きが止まった。気付かれないように瞳だけを上に動かすと、こちらをじっと見ているではないか。
意味がわからん、何がしたいんだ……しかし顔は上げてやらない。きっと彼は、何かに気付いてほしいのだろうと海馬は判断する。だから敢えて気付かない振りをする。嫌な予感しかしないからだ。
無言で対峙する二人(一方は顔を上げてはいないが)。海馬を見つめる城之内に、無視を決め込む海馬。そんな彼女に、城之内はポケットから携帯を取り出し、携帯の表面を彼女に向ける。ぱしゃりと何かの音がして、そこで漸く海馬は顔を上げたのだった。

「おお、意外とよく撮れてた」
「なんなんだお前はさっきから。暇なら他で遊んでればいい」
「やっとでこっち向きやがったな、露骨に無視しやがって」

少しだけ眉を吊り上げながら、彼女に指を突き付ける。突き付けられた当人は露骨に面倒くさそうで、手っ取り早く済ませたいと思う一心で溜息をついた。
言いたい事があるならはっきり言えば良いだろう、そう付け足すと、ぱっと目を輝かせて「言って良いのか?!」と立ち上がる。まるで犬のようで、そのうち尻尾が見えてきそうだ。
そんな考えをしていたのも束の間、海馬は少ししまったと思う。先程からの彼の態度を見ると、何か言うことを躊躇っていたように見える。それ所謂、良い事ではないのだけは確かだ。
少し警戒しつつも、彼の発言を待つ。どうか変な事を考えていませんように、これだけを胸に秘めて。

「髪の毛触らせてほしい!」
「…………、はぁ?」

予想していなかった普通すぎる『お願い』に、自分でもわかるくらいに気の抜けた声が漏れ出た。
城之内は海馬の答えを聞かないままに、向かいのソファから立ち上がり彼女の隣にどかりと座る。それから茶色の長い髪に触れる。毛先を摘んだり、指で梳いたり、掌でその柔らかい感触を楽しむように、優しく撫でたりと。
海馬は硬直中だった。未だに彼の発言をしっかりと把握できていないのもあり、こういう時どういう反応をしていいのかわからないというのもある。スキンシップなどほとんどしない。それ故に慣れない。
それでも髪の毛を触られるの自体は嫌いではないらしく、髪を梳かれる度、撫でられる度、何だかとても気持ちが良いと感じる。

「あと手触らしてほしい」

髪の毛を弄っていた手を止め、彼女の腕を掬い上げる。手の甲、掌を見たり指を一つ一つ丁寧に見つめるなど、行動の真意は不明ども別に嫌ではなかった。
むにむにと手を揉まれ始め、そのくすぐったさに微かに頬が赤くなる。腕を振り払う事も出来ず、とにかくなされるがままに手を差し出していた。

「じゃあこれで最後」
「なんだ」
「……胸触らして」

「勝手にしろ」の「か」が口から出てきたというところで、空いてる方の右手で自身の口を思い切り抑えた。うっかりそんな爆弾発言をするところだったということで、海馬の心臓もこれまでに無いくらいにばっくばっくと音を立てて揺れ続けている。
空気に流されそうだった。髪は良い手も良いじゃあ胸も良い、なんてことはあってはならない。
当の城之内は、先程と同じように目を輝かせながら、彼女の目をじっと見ている。

「なにを言ってるんだお前は…」
「この際だから正直に言う、胸が触りたい。感触を知りたい」

指が気持ち悪いくらいにわきわきと動く、顔を顰めた海馬は、無理だと首を横に振った。
しかし城之内も譲らない。

「良いだろ別に減るもんでもないし!胸は男のロマンだぞ!ロマンをくれよ!」
「貴様にデリカシーというものはないのか!女の胸を触ることがどんなことかわかっていない!」
「一回!一回だけだから!オレほんとそれ以上は触んないから」

土下座でもしそうなくらいに頭を下げている城之内の頭をこれほどまでに殴り倒したいと思った事はない。頼む頼む頼むとまるで呪文のように唱えているが、何が彼をそこまでさせるのか、わかるようなわからないような、とても複雑な感情で海馬は目の前の男を見据える。
やはり、早々に折れたのは彼女だった。

「…………一分間」

呟いた瞬間に、彼は顔を上げて満面の笑顔で「よっしゃ!!」とガッツポーズを決める。では失礼します、と誰に向けた挨拶なのか分からないものをお辞儀と共に呟き、掌を彼女の胸の上にぽすりと当てた。
彼女は胸が大きい。服の上からでもわかるようなふくらみに、ぽふぽふと触る。
何だかすごく幸せな気分と同時に、なんかとても悪い事をしているような気分にもなる。
しかしそんな感情もすぐに消え、今は柔らかい感触で幸せに身を沈めることが最優先事項となった。
もにゅ、という効果音がした気がした。

「っ、!!」

急に海馬が遠のく。キョトンとしながら城之内はそんな彼女を見つめた。
彼女の顔は今までの比にならないくらいに真っ赤で、信じられないとでも言うような目で彼を非難する。

「え、何どうした」
「貴様っ、揉むなぞとは聞いていないぞ!触るだけと言っていただろうが!」
「触ると揉むは同意語だぞ!触るを許可するイコール揉むの大歓迎っつーことだろ!」
「そんなわけあるかっ!!」


「もういい!どうせ一分経っただろう、これはもう終いだ!」
「えぇー!はえぇよ!海馬、もう一回!」
「触るのは一回だけといっただろうが!」
「ちげぇよ次は揉む!」
「死ね!!」


――――――――

社長の胸揉みたい
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